「アットホーム・ダッド」から20年　3年間パチプロ生活……　どん底から這い上がった出演キャストの現在（1/2 ページ）

　2004年に放送された「アットホーム・ダッド」（フジテレビ系）から約20年。今回は、当時出演していた俳優たちの現在をまとめました。

　同作は、広告代理店の営業マン・山村和之（阿部寛さん）が突然「専業主夫」になるという家庭ドラマです。家事や育児に奮闘しながら、家族との絆を深めていく姿がコミカルかつ感動的に描かれ、多くの視聴者に親しまれました。

阿部寛さん：山村和之

　主人公・山村和之を演じたのは、阿部寛さん。1987年ごろからモデル業から俳優を主として活動しましたが、次第にドラマの仕事は減り、3年ほどパチンコで生計を立てていたというどん底の経験も。しかし、1993年ごろから再起をはかり、ドラマ「TRICK」「結婚できない男」「ドラゴン桜」シリーズや映画「テルマエ・ロマエ」シリーズなど実力派俳優としてのし上がりました2025年には映画「ショウタイムセブン」で主演を務めます。

篠原涼子さん：山村美紀

　和之の妻・美紀を演じたのは篠原涼子さん。主演を務めた「アンフェア」は10年続く人気シリーズとなり、「ハケンの品格」も平均視聴率20％を超えるヒット作に。2024年にはドラマ「イップス」、舞台「見知らぬ女の手紙」で主演を務めます。

宮迫博之さん：杉尾優介

　和之の隣人であり、同じく専業主夫となった杉尾優介を演じたのは宮迫博之さん。お笑いコンビ「雨上がり決死隊」としての活動に加え、俳優やMCとしても活躍しましたが、2019年の闇営業問題をきっかけに芸能活動を自粛。現在はYouTubeチャンネル「宮迫ですッ！」での活動をメインにしています。

永井大さん：大沢健児

　大沢健児役を演じたのは永井大さん。「未来戦隊タイムレンジャー」の主演で俳優デビューを果たすと、その後も「ヤンキー母校に帰る」（2003年）や「砂の器」（2004年）など、話題のドラマに次々出演。「サラリーマン金太郎」シリーズ（2008～1010年）では主演を務めました。2024年には、ドラマ「素晴らしき哉、先生！」に出演した姿が「久しぶりに見たな」「やはりイケメン」と反響が寄せられていました（関連記事）。

滝沢沙織さん：倉冴子

ひかり幼稚園の教員・倉本冴子役を演じたのは滝沢沙織さん。モデルとして活躍した他、2002年から俳優活動を本格的に開始し、「プライド」「コールセンターの恋人」「GTO」などに出演。YouTubeチャンネルでは釣り動画などを公開しています。

中島知子さん：杉尾笙子

　優介の妻・杉尾笙子を演じたのは中島知子さん。放送当時は「オセロ」のメンバーとしてバラエティー番組でも活躍しましたが、その後、体調不良や芸能活動の休止など紆余曲折を経験しました。2021年の「ぐるぐるナインティナイン」特番に16年ぶりに出演し、大きな話題となりました。