資生堂、男性向け化粧品17万個を回収　成分配合量が基準上回る……「深くお詫び」（1/2 ページ）

　資生堂の男性向け化粧品で、配合している成分の一部が化粧品区分で定められている配合量の上限を超えているケースが判明したとして、同社は商品の自主回収を行うと発表しました。

安全性には問題なし

　自主回収を行うのは2024年7月21日発売の「SHISEIDO メン スキンエンパワリングクリームN（本体・レフィル・試用見本）」。消費者庁リコール情報サイトによると、対象個数は合計17万3094個です。

　同サイトによると、商品に配合した「酢酸レチノール」が、「化粧品種別許可基準」の範囲を超え、化粧品の基準に適合しないことが判明したとのことです。同社は「安全性には問題がない」としつつ、商品を自主回収すると説明。「お客さまに多大なるご心配、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

　手元に商品がある場合は、同社の「株式会社資生堂 SHISEIDO メン スキンエンパワリングクリーム Ｎ 商品交換窓口」まで連絡してほしいとのことです。なお、11月以降に販売される商品はすべて回収の対象外としています。