チロルチョコ、“虫混入”の投稿拡散→販売元が調査 「昨年以前の商品と推察される」「大変申し訳ございません」(1/2 ページ)
現状を説明しました。
チロルチョコは公式X(Twitter)を11月4日に更新。同社が手掛けるチョコレート駄菓子「チロルチョコ」の中に虫がいたというX上での投稿について、現状を説明しました。
チロルチョコ、“虫混入”の投稿拡散→販売元が調査
X上では同日の午後から、チロルチョコの中に虫が混入していたとする写真や動画付きの投稿が拡散。幼虫やサナギとみられる動画や写真を添付した投稿は波紋を広げ、一部投稿は2000万件以上の表示数、約3万5000件の“いいね”を記録していました。なお、すでに一連の投稿は削除されています。
チロルチョコは同日の21時過ぎにXで、「現在X上でチロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主様にDMを送りご返信をお待ちしている状況です」と現状を説明。「投稿のお写真は毎年発売の季節商品と思われますが今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」とコメントしました。
そのうえで「投稿主様と皆様にご不快とご不安を与え大変申し訳ございません」と謝罪。早急に調査し、報告するとしています。
2013年6月にも同様の事案発生
なお、チロルチョコを巡っては2013年6月にも、芋虫が混入していたという投稿が当時のTwitter上で拡散。チロルチョコは同日中に公式Twitterで該当商品について、「現在ツイートされている商品は昨年(※2012年)の12月25日に最終出荷した商品で掲載されている写真から判断しますと30日~40日以内の状態の幼虫と思われます」とコメントを発表していました(関連記事)。
当時、チロルチョコは「詳しくはこちらのサイトをご覧下さい」と、日本チョコレート・ココア協会の「よくある質問」ページのURLを添付。同サイトによると、チョコレート製品の生産段階で虫の卵や幼虫が入ることは通常なく、工場を出荷してから家庭で消費する間に侵入するケースが大半だといいます。
また、虫の種類は「ノシメマダラメイガ」「スジマダラメイガ」「コクヌストモドキ」などが代表的で、それらを万一誤って食べたとしても人体に直接害はないとしつつも、心配の場合は医者に相談するよう説明していました。
一方で、果たして今回の事案ではどのように発生したのか。チロルチョコによる調査報告が待たれます。
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