「とても残念」 “シナモロールの生みの親”、サンリオを去る　“最後の直筆イラスト”公開　ファンや声優から感謝や労いの声（1/2 ページ）

　サンリオの人気キャラクタ―「シナモロール」などのデザインを手掛けてきた執行役員の奥村心雪さんが、同社を退職することを発表しました。SNSでは悲しみの声が広がっています。

人気キャラの生みの親

　シナモロールは、「遠いお空の雲の上で生まれた、白いこいぬの男のコ」で、「空からフワフワ飛んできたところを、カフェ・シナモンのお姉さんに見つけられ、そのままいっしょに住むことに。シッポがまるでシナモンロールのようにくるくる巻いているので、シナモンという名前をつけてもらう」とし、2002年に初めてグッズが発売されました。

　サンリオ恒例の投票イベント「サンリオ キャラクター大賞」では、これまで第32回、第33回、第35～39回で1位を獲得してきた人気キャラクターです。

　同社は奥村さんに「長年ご尽力いただき、数々の素晴らしい活躍をしてくれた奥村さんへ、株式会社サンリオ一同より深く感謝の意を表します。今まで本当にありがとうございました」と感謝を示しています。

　一方、奥村さんは「長年キャラクターの開発と育成に携わらせていただきました。 これからはデザイン以外のことにもチャレンジして、いつかパワーアップしてサンリオキャラクターたちとまた一緒にお仕事できたらと思っています」「ファンの皆様と一緒にキャラクターを育ててこれたことは本当に楽しくて思い出ひとつひとつが私の宝物です」とメッセージを送り、最後にシナモロールなどの直筆イラストを公開しています。

　さらに、シナモロールの声優を担当している川田妙子さんも「私の推しであり、ファンであるシナモンのデザイナーの奥村心雪さんが離れてしまうのは、言葉でいい表せないくらい…寂しいのですが…これからの、新たな門出を応援します。シナモンはきっといつもそばにいるよって言ってると思います」とコメントしています。

　なお、シナモロールについては、奥村さんと一緒に担当していた制作チームで継続していくといい、新デザイナーは決定次第発表するとのことです。

悲しみの声

　根強いファンが多いシナモロールですが、ファンからは「お疲れ様でした」「とても残念です」 「シナモンと出逢わせてくれてありがとう」「奥村さんのシナモンが大好きでした。デザイナーが変わるのショックです。。。」「おくむらみゆき先生には感謝してもしきれないです」「これからも応援しています」などの声が寄せられています。