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「昔の特撮怪獣映画」 食事中のサワガニに迫るのはまさかの…… 予想外で貴重なシーン目撃に「いいもの見れた」(1/3 ページ)

仲良し……?

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 強引にサワガニのエサをシェアしようとするザトウムシがX(旧Twitter)に投稿されました。記事執筆時点で動画は53万件以上表示され、7800以上の“いいね”を獲得。力関係が逆転した不本意な会食が「なかなか見ないレアシーン」「昔の特撮怪獣映画」「気まずい初ディナーデート」と話題になっています(※節足動物が苦手な人は閲覧注意です)。

 動画を撮影したのは粘菌と小さないきものを撮影している、ぺんどら(@100legs_NP)さん。事態に気付いたのは同行者さんの「始まってる」といった言葉がきっかけとのこと。この言い方も、なんだかただ者ではなさそうです。

ずうずうしく寄ってくる黒い影

 撮影者さんが見つけたのはエサを食べるサワガニでした。ザトウムシはそのすぐ後ろまで来ていましたが、固い殻を持つサワガニからすれば大した脅威ではないのでしょう、あまり気にしていない様子です。

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あっ

 相手の無関心をいいことに正面へと回り込むザトウムシ。長い足を上手に使い、ほとんどゼロ距離まで接近します。そしておもむろに足を曲げて……サワガニのエサにタッチ! そう、ザトウムシの狙いはエサのつまみ食いだったのです。

 もちろんサワガニも黙っていません。自慢のハサミを駆使し撃退──するかと思いきや、なぜか足をチョイチョイ動かすだけ。なんとも控えめな抗議です。やはりザトウムシも少し距離は取るものの、逃げる気配がありません。

 調子に乗ったようにザトウムシは何度も前肢を使ってエサにアタックを繰り返します。そのたびに足で追い払おうとするサワガニですが、あまり効果はないようです。なんだかザトウムシを見る目が恨めしそう……?

抵抗むなしく……

しょうがないなあ

 サワガニがほとんど無抵抗な理由を、撮影者さんは“エサで手が塞がっているから”と予想。さらにザトウムシを襲わないのも個体差がありそうだと睨んでいました。いろんな生き物がいる自然界のこと、エサを手放した隙に持っていかれるかも、と警戒するのはもっともです。

 もちろんザトウムシは見た目の通りそこまで力持ちではありませんが、サワガニは最後まで警戒を解きませんでした。

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 襲ってこないと分かった後は我が物顔でつまみ食いを開始──サワガニにとっては不本意でしょうが、なんだか仲良くエサを分け合っているような雰囲気に。撮影者さんの「とても良い」という感想に激しく同意したくなりますね!

 ぺんどらさんのX(@100legs_NP)やYoutubeチャンネル「ぺんどら」では、肉眼だと見逃してしまう小さな世界が魅力的に紹介されています。また、菌類や苔など5つの観光に生息するいきものを捉えた写真集『足もとの楽園 ちっちゃな生き物たち』も販売中です!

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