「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端(1/2 ページ)
「靴下屋」を運営するタビオは12月16日、運営するX(Twitter)公式アカウントにて、不適切な投稿があったと謝罪文を発表しました。
「破れないストッキング」投稿についてのやりとりが発端
ある一般Xユーザーが、“破けないストッキングは、今の技術なら制作可能だが、ストッキングを買わせるためにすぐ穴があく生地にしていると聞く”という私見を12月12日に投稿したところ、8万件以上を超えるいいねと反響を集める事態に。
タビオ公式アカウントは、これをうけて12月13日に「何回も言うけど、『破れないストッキング』は都市伝説、陰謀論の領域です。作れるんなら作ってます。 1号」と投稿(ポストは削除済み)。
引用リプライしてきたユーザーに対し、「そうなんですよ。工場さんもよく言います。『そんな繊維でストッキングとか靴下作ったら、指飛ぶで?』っと。1号」と返信し、12月14日には「何度も何度も言いますが、耐久性を求めるなら、肌色タイツ、ストッキング感覚の靴下を使ってください。耐久性はあります。耐久性を求めるならストッキングではなくてこちらを使ってください」とし、「ストッキング感覚で履ける靴下シリーズ」を勧める文言と画像を投稿しました(ポストは全て現在削除済み)。
「何回も言うけど」「何度も何度も言いますが」など、はしばしに公式アカウントの感情が見える投稿内容は物議を醸し、「もう少し思慮深く考えて発言してほしかった」「購買層に向けての見下しと敵意がありすぎて擁護できない」「靴下屋さんがディスられてた訳でもないのに勝手に参戦してきて、顧客に嫌味吐き散らかしてんの意味分かんないんだけど(笑)」とX上で炎上状態に。
なかには、「ストッキング買わせるためにすぐ穴があく生地にしてるって聞く、なんて言われてバズってたら靴下屋さんだって反論するでしょ」や、「靴下屋がここまで叩かれてるの気の毒で仕方ない」「靴下屋、できねえことはできねえって言っただけじゃん…」など擁護する声も見られました。
公式から謝罪を発表
一連の反響を受けて、タビオは12月16日に「従業員のSNSにおける不適切投稿に関するお詫び」と題した謝罪を発表。
12月13日の投稿について多くの意見が寄せられたとし、「本件に関して弊社で調査しましたところ、弊社ガイドラインに反して、不適切な表現が含まれた投稿をしていることが確認されました」(中略)「多くの皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。」「今回皆さまからのご意見を真摯に受け止めるとともに、当該事案を重く受け止め、改めてソーシャルメディアに関するガイドラインの遵守と社員教育を進め、再発防止に努めてまいります。」と謝罪文を投稿しました。
なお、具体的にどの投稿や表現が「不適切な表現が含まれた投稿」としたのかについては、謝罪文で明らかにしていません。
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