“クリスマスの町”に迷い込んだ「いぬ」はどこ？　見つけると気持ちいい隠し絵クイズに挑戦しよう（3/3 ページ）

問題

答え

　「いぬ」は画面左上でプレゼントの看板を見ている男の子の左に隠れていました！

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　「ぼうや、どうしたんだい」

　犬とはぐれて悲しんでいる男の子に、立派な白ひげをたくわえた1人の老人が話しかけました。

　「ポチが……ポチがいなくなっちゃったの」

　「そうか、そうか。どおれ、ちょっと待っててね」

　すると、老人はふっと姿を消します。どこからともなく、聞こえるリンリンという音。

　男の子が空を見上げると、そこには何者かがソリに乗っているシルエットが見えました。

　「わあっ、すごい！」

　男の子が声を上げると、まわりの人たちも夜空を見上げはじめます。けれども、もうそのシルエットは消えていました。

　「あれ、おかしいなぁ……」

　目をこすり、空を確認する男の子の肩を、ポンッと誰かがたたきます。振り返ると、そこにはポチを連れて立っている老人の姿がありました。

　「わっ、ポチ！　もう、いっつもどこかに行っちゃうんだから！！」

　ポチと出会えた男の子は涙ながらにぎゅうっとポチを抱きしめます。

　「おじさん！　ありが……」

　男の子が老人にお礼を言おうと顔を上げたころには、その老人はまた姿を消していました。

　「あ、あれ！」

　女の人が、大きな声を上げます。

　（もしかして……！）

　再び夜空を見上げる男の子。すると……。

　“ドーン！”

　女の人が指を指していたのは、美しい打ち上げ花火でした。

　「きれいだね」「誰か結婚式を挙げたのかなあ」

　冬の夜空に瞬く花火。その大きな爆発音に紛れて、かすかにあの音が聞こえてきます。

　「おじさん！　ありがとう！」

　男の子は、花火の反対を向いて、さっきよりももっともっと大きな声で思いっきり叫びました。

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※イラスト制作：イラカアヅコさん（X/公式サイト）

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