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「もしかして、20代以下の人は知らない?」 懐かしのアイテムに「なにこれすごい!!!」(1/3 ページ)

かつて販売されていた機械。

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 自宅で印刷物が作れる“懐かしい機械の動画”が、X(Twitter)に投稿されました。どんどん紙に印刷されていく様子は記事執筆時点で表示数が220万回を突破しており、9000件以上のいいねを集めています。

プリントゴッコで印刷

 動画が投稿されたのは、1959年に創業された製版会社「真映社」のX(Twitter/@shin_ei_sha)アカウント。「この機械で年賀状作ったことがある年代って、30代以上なのかな? もしかして、20代以下の人は知らない?」と、理想科学工業が販売していた「プリントゴッコ」を使って印刷する様子を公開しました。


かつて販売されていたプリントゴッコ

 プリントゴッコは、製版機能と印刷機能の両方を併せ持った家庭用印刷機です。まず、動画のように本体のカバーを開けて、熱で溶解するフィルムが使われている「マスター」と印刷したい原稿を内部にセット。続けて、強い光を放つランプが付いた装置「ランプハウス」を本体上部に取り付けます。

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 この状態でカバーを強く押すとランプが発光。原稿の黒い部分が光を吸収して熱を持ち、マスターに小さい穴が開きます。製版できたら、次は印刷の工程。マスターに青いインクを乗せて透明なシートで挟み、原稿の代わりに真っ白な紙を配置します。


強烈な光を照射

版の上に青いインクをたっぷり乗せる

版と紙を配置して挟む

猫の絵を転写

 カバーを下ろすとインクが押されてマスターの微細な穴を通じて紙に付着。原稿に描かれていた「猫」の絵が紙に転写されました。


青く転写された!

 動画では同様の手順で黄色いインク用の版と赤いインク用の版を作成し、順番に転写。青一色で描かれた猫の絵に黄色と赤色が加わることで、より立体的かつ独特なタッチの猫の絵が完成しました。


青と赤、黄色インク用の版を用意

インクを重ねることでより立体的な絵に

 プリントゴッコが稼働する様子には、「プリントゴッコ!!! プリントゴッコじゃないか!!」「家族みんなで使ってました」「大学生の頃、バイト代を貯めて買ったもので20年位活躍してくれました…」「同人サークル参加者はこれで封筒やシールを作ったもんじゃ」「オイラも当時欲しかったわ」「なにこれすごい!!!」など、懐かしむ声や初めて見た人からの感想が寄せられています。

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