米国にダサいクリスマスセーターの季節到来 2015年は大統領候補者もセーターを販売する流れに

セーターの中央に候補者の顔がバーン! ホワイトハウスがバーン!

» 2015年12月09日 15時17分 公開
[黒木 貴啓ねとらぼ]

 ダサいクリスマスセーターを12月に着ることがここ数年の流行となっているアメリカ。2016年に大統領選挙を控えた今冬は、大統領候補者たちが流れに乗っかって自分をテーマにしたセーターを販売しています。うん、どれも微妙なデザインだな!

ダサいクリスマスセーター 共和党テッド・クルーズ氏のセーター。顔とかホワイトハウスとかいい感じにダサい(テッド・クルーズ公式サイトより

 共和党のテッド・クルーズ氏のセーターは、サンタ帽をかぶった自分の顔を中央にバーンと配置。さらに大統領候補者らしくホワイトハウスの絵と、自由自治の象徴であるガラガラヘビ、「自治の自由を踏みにじるな(don't tread on me)」のフレーズも入れており、周囲のかわいらしい雪や星のマークと反発しあって絶妙なダサさ放っています。お値段は65ドル(約8000円)と、候補者セーターの中では最高値です。

ダサいクリスマスセーター ヒラリー・クリントン氏はけっこうシンプル(ヒラリー・クリントン公式サイトより

ダサいクリスマスセーター ベン・カーソン氏のはおもむろに「BEN CARSON FOR PRESIDENT 2016」の文字。パーティーに着て行きづらいな!(ベン・カーソン公式サイトより

 女性初の大統領となるか注目される民主党のヒラリー・クリントン氏は、雪の結晶の中に頭文字“H”のロゴや「2016」の数字をあしらったシンプルなデザイン。共和党から黒人初の立候補者となったベン・カーソン氏は「BEN CARSON FOR PRESIDENT 2016」と出馬PRばっちりな文字を入れ、ある種のダサさを演出しています。

 アメリカの冬ではドレスコーデとしてダサいクリスマスセーターを着て行くパーティー「Ugly Christmas Sweater Party」が定番化。若者の遊びの場にこれらの政治色の強いデザインを着ていくとジョークとして「ひどいw」と盛り上がるのかもしれません。

ダサいクリスマスセーターダサいクリスマスセーター ほかの候補者の非公式セーターも登場。左からドナルド・トランプ氏バーニー・サンダース氏

 このほか非公式でネットではバーニー・サンダース氏といったほかの候補者のセーターも販売されています。ドナルド・トランプ氏のセーターには「メリークリスマス、よいお年を!」の文字がスペイン語で書かれており、メキシコからの移民を激しく問題視するトランプ氏への皮肉を感じさせるデザイン。ダサいクリスマスセーター、各候補者の色を読み取るのにも使えるかも。

黒木貴啓


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」