「サザエさん」じゃんけんを1991年から記録したヤバイ同人誌が無料公開 制作団体は勝率70.3%を記録
「同じ手が3連続で出ることは少ない」「長期間出ていない手は出やすい」などの傾向が見出されています。
「サザエさん」のじゃんけんの手を約27年分記録・分析したヤバイ同人誌、「サザエさんじゃんけん白書」のPDF版がWeb上で無料公開されました。サザエさんが次回予告でじゃんけんを始めた1991年11月10日放送回から、2018年8月5日放送回までの手を全て集計し、真剣に考察した1冊です。
同書は、サザエさんじゃんけん研究所が情報系同人誌即売会「おもしろ同人誌バザールPetit」(8月10日〜12日)で頒布したもの。序文によると、同研究所はじゃんけんが始まった当時にパソコン通信のBBSで生まれ、活動の場をWebサイトとTwitterへ変えつつも、記録を続けてきたとのことです。
長年の分析からサザエさんの手にいくつかの法則性を見出した同研究所は、過去22年半の勝負で、570勝240敗324分・予想的中率50.2%・勝率70.3%を記録。手を累計で見ると、1347回中、グーは436回、チョキは467回、パーは444回と、割合はほぼ同一に見えます。しかし、連続した3週分の手を任意に切り出すと、手の出現確率に特徴的な偏りが見えるのだとか。その傾向は放送時期によって異なり、近年の放送では「パー、チョキと続いた次の週は圧倒的にグーが出やすい」「3週連続で同じ手は出ていない」「最も長期間出ていない手は出やすい」といったデータが示されています。
クールの変わり目となる1、4、7、10月の初回や、「FNS27時間テレビ」内の特番で行われるじゃんけんでは高確率でチョキが出るなど、特定の条件による影響も指摘。衆議院議員総選挙投票日の放送や、実写版が連続放送される日に、サザエさん役の観月ありささんがじゃんけんを担当したときは、全てチョキだったそうです。
同研究所は今後も活動を継続していく予定で、11月4日開催の「おもしろ同人誌バザール6」では同書の「2018年秋版」、コミックマーケット95では、当選した場合「2018年冬版」を頒布する予定です。
(沓澤真二)
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京都大学が発表しました。
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