ニュース
» 2021年10月31日 10時00分 公開

エンジンは小さなGSX-R1000、ハンドリングは小さなハヤブサ!? GSX250Rにはスズキ成分が濃縮されていた!(1/3 ページ)

競争激しい250ccスポーツモデルの中で、他メーカーとは一線を画す独自路線で存在感を発揮しているのスズキ・GSX250R。スズキ成分はどれだけ濃いのでしょうか。

[Webヤングマシン]
Webヤングマシン
GSX250R スズキ・GSX250R
GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R GSX250R

「ラップタイムとか興味ないんで……」

 スズキの250ccフルカウルスポーツ「GSX250R」は、ちょっと特異なポジションにある。他メーカーの並列2気筒モデルが機動性とパワーを重視しているのに対し、こちらは直進安定性とトルクが優先されているからだ。

 そこにあるのは「鋭いハンドリング? サーキットのラップタイム? いや、そういうの特に興味ないんで」という明確な宣言であり、最初から同じステージに立っていない。ホンダ「CBR250RR」とヤマハ「YZF-R25」、そしてカワサキ「Ninja 250」が小さなスーパースポーツだとすると、GSX250Rはさながらスポーツツアラーだ。カテゴリーが異なっていることを知っていれば、極めて高い満足度が得られるに違いない。

 では、方向性がどれくらい違うのか? 具体的なインプレッションに入る前に、ライバル各車(実際にはライバルではないのだが)とのスペック差をいくつか抽出しておこう。

GSX250R マシンは上からホンダ「CBR250RR」、ヤマハ「YZF-R25 ABS」、カワサキ「ニンジャ250」だ。 [写真タップで拡大]

最高出力

  • GSX250R 24ps/8000rpm
  • CBR250RR 41ps/13000rpm
  • YZF-R25 35ps/12000rpm
  • Ninja 250 37ps/12500rpm

最大トルク

  • GSX250R 2.2kg-m/6500rpm
  • CBR250RR 2.5kg-m /11000rpm
  • YZF-R25 2.3kg-m/10000rpm
  • Ninja 250 2.3kg-m/10000rpm

ボア×ストローク

  • GSX250R 53.5mm×55.2mm
  • CBR250RR 62mm×41.3mm
  • YZF-R25 60mm×44.1mm
  • Ninja 250 62mm×41.2mm

装備重量(いずれもABS装着車の数値)

  • GSX250R 181kg
  • CBR250RR 168kg
  • YZF-R25 170kg
  • Ninja 250 166kg

ホイールベース

  • GSX250R 1430mm
  • CBR250RR 1390mm
  • YZF-R25 1380mm
  • Ninja 250 1370mm

 ご覧の通り、他の3モデルと比較すると、GSX250Rの最高出力と最大トルクの発生回転数は3500〜5000rpm低く、ストローク量は11.1〜14mm長い。また、車重は11〜15kg重く、ホイールベースも40〜60mm長いことが分かる。つまり、低中回転寄りのエンジンを長く大柄な車体に搭載していることを意味し、キャスター角やトレール量、タイヤの扁平率といった数値も安定方向に振られているのだ。

 例えば、CBR250RRを基準にすればGSX250Rは鈍重に思えるだろうし、逆の立場に立てばCBR250RRはせわしなく、落ち着かない。これから先は、それぞれの使い方や好みに照らし合わせつつ、GSX250Rを選ぶべきかどうかの判断材料にして頂きたい。

 まずはライディングの環境から見ていこう。シート高は790mmで、このクラスの平均的な高さだ。シート座面は前後長にゆとりがあるため、大柄なライダーがまたがっても窮屈さはなく、ステップもごく自然な位置にある。

 一方、ハンドルのセットポジションは意外と低く、幅も狭い。高速巡行時に上体が受ける風を考慮してか、自然にヒジを軽く締め、頭を下げ気味にした姿勢をとることになる。ベースになったGSR250/Fのアップハンドルとはまったく異なり、GSX-R1000R似のスタイルにふさわしい適度なスポーティさが与えられている。

GSX250R 前傾姿勢はきつい部類ではないが、YZF-R25やNinja 250と比較すると上体はやや前のめりになり、ハンドル幅もタイトだ。シート高は790mm。足つき性はなんら問題なく、両足のかかとが接地する。ステップ位置はやや前寄りの低い位置にあり、長時間乗っても足への負担は少ない。(身長174cm/体重63kg) [写真タップで拡大]

 メーターには小型のフルLCDディスプレイを装備。表示される情報にも、それらの切り替え方法にも特別なものはなく、視認性は良好だ。レバー調整はブレーキ側が5段階、クラッチ側が非調整となり、昨今珍しくなくなったアシスト機能付きのクラッチレバーに慣れていると若干重たく感じるかもしれないが、あくまでも相対的な話であってストップ&ゴーを繰り返しても疲労を意識することはない。

 これは、トルクフルなエンジン特性による部分も大きい。レバー操作が少々荒くとも、ギヤが2速(場合によっては3速でも)に入っていたとしても、車体はノッキングすることなく力強く前へ出てくれるからだ。そのまま車速を上げ、30km/h強も出ていれば6速に入れてしまってもかまわない。幅広いトルクバンドが鷹揚(おうよう)としたライディングをもたらし、その印象は終始崩れることはなかった。

 もっとも、小気味いいスタートダッシュを望む時は5000rpmほど回すことになるが、その領域でも穏やかさは損なわれず、パワーを自分で制御している時間が長く楽しめる。ほどよい微振動を伴いながら加速する感覚はかつてのGSX-R1000、あるいは油冷時代のGSX-R1100にもどこか似ていて、ゴリゴリとした力強さを味あわせてくれるのだ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © NAIGAI PUBLISHING CO.,LTD. All rights reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「前歯を取られ歯茎を削られ」 広田レオナ、19歳デビュー作で“整形手術”を強制された恐怖体験
  2. ゴマキの弟・後藤祐樹、朝倉未来とのストリートファイトで45秒負け 左目腫らした姿を自ら公開し「もっと立って闘いたかった」
  3. キンタロー。浅田舞の社交ダンス挑戦を受け体格差に驚がく 「手足が長い!!」「神様のイタズラがすぎるぞ!!」
  4. おばたのお兄さん、“高額”ギャラ明細を写真で公開 「こんなに稼いでるんですね!」
  5. 仲村トオルと鷲尾いさ子の長女・美緒、23歳の誕生日に姉妹ショット 親譲りの美貌&175センチの長身
  6. ゴマキ弟、朝倉未来との瞬殺試合に「抵抗してるつもりだった」 “怪物”がメッタ打ちする姿に妻ショック隠せず 「息できなかった」
  7. 店で急に話しかけてくる“なれなれしいオタク”は「逃げて正解」 アキバで勧誘に遭った漫画に「自分も出くわした」と反響
  8. 朝倉未来、1000万円ストリートファイト批判へ反論 一部挑戦者の大けがに「それくらいの覚悟は持ってきているでしょ」
  9. 広田レオナ、12キロ増なデビュー時代の姿を公開「鼻も埋没していった…」 6月には激細姿に焦りも「脚が棒みたい」
  10. 工藤静香、次女・Koki,が腕を振るった“ゴージャス朝食”を公開 過去には「私より上手」と料理スキルを絶賛

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「本当色々あったけど、おかえり」 市川海老蔵、義姉・小林麻耶との再会を胸いっぱいに報告
  2. 「くそが……!」 最上もが、奮発した「Uber Eats」の対応に怒り爆発 1400円ステーキの“中身”に「絶望」「もう頼まねえ」
  3. 葉月里緒奈、美人な元マネジャーと“再会2ショット” 「共演した俳優さん達は私ではなく彼女を口説いてました」
  4. 田中律子、美人な23歳娘とランチデート 2ショットに「本当に親子!? 姉妹だよ〜」「そっくりで美しい」の声
  5. 「やりました!」ニッチェ近藤、半年間で10キロ減量に成功 ダイエット前後の写真に「すごい」「勇気もらいました」
  6. 板野友美、エコー写真とそっくりな娘の顔出しショットを公開 ぱっちり目の美形な姿に「こんな美人な赤ちゃん初めて見た」
  7. 木村カエラ、夫・永山瑛太と“意外な場所”で出会って驚き 「連れて帰りました」報告にファンほっこり
  8. 戸田恵梨香、水川あさみと同様に長文公開 「私を追いかけて、どうか車の事故を起こさぬようお気をつけください」
  9. docomo×進撃の巨人キャンペーンの商品「リヴァイ兵長フィギュア」が悲惨な出来だと話題に → 公式が謝罪「対応方法を検討しております」
  10. 加護亜依、「エヴァ」綾波レイのコスプレ姿に絶賛の声 体形くっきりのプラグスーツ&歌唱に「流石は元トップアイドル」