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» 2022年02月20日 14時00分 公開

約6年で29倍に! 「予約制バイク駐車場数」が急増、その背景は?

密を避けられる趣味としてブーム再燃の兆しがあるバイク。昔から「バイク駐輪場がない問題」が叫ばれますが、近年、今後に期待が持てる変化が見られます。それは……。

[Webヤングマシン]
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 新型コロナ禍で、バイク免許の取得やバイクの購入が増加した。

 ツーリングを楽しむようなファンバイクにしろ、通勤通学/買い物といった生活の足として使われるコミューター(スクーター)にしろ、販売増が続いている。そんな「密を避けられる趣味」としてブーム再燃の兆しが見えているバイクだが、利用環境の要である「停める」についてはどのような状況だろうか。バイク駐車場検索サイト「全国バイク駐車場案内」を運営する日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協)に話を聞いたところ、ここ数年の大きな変化として、予約制駐車場の大躍進が見えてきた。

ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場 【予約制駐車場件数の推移】予約制駐車場は2017年頃から急激に物件数を伸ばしている。約6年間で29倍も増えていることに驚く(日本二普協「全国バイク駐車場案内サイト」バイク駐車場物件掲載状況(2021年9月末)資料より、以下同)
ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場 ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場 ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場 「全国バイク駐車場案内サイト」の掲載物件数推移 「全国バイク駐車場案内サイト」の掲載駐車場種別割合

急増している「予約制駐車場」とは

 予約制駐車場については、本連載でもたびたび紹介してきた。駐車スペースの形態はさまざまだが、個人宅/会社の敷地/既存の有料駐車場のデッドスペースなど、ちょっとしたスペースを活用し、貸したい人と借りたい人をつなぐシェアリングビジネスだ。

 筆者もここ数年は、バイクで都心に出掛けるときには必ずと言っていいほど駐車場をネット(スマホ)で予約してから出発している。クレジットカードによるネット決済なので、現地で小銭を用意する必要もなく、入庫/出庫もスムーズで早い。プライベートや遊びならともかく、打ち合わせなど仕事で遅刻するわけにはいかないので、助かっている。

ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場
ここ数年で急増している予約制のバイク駐車場 「予約制の時間貸駐車場」は、駐車場事業者のサイトまたはアプリに登録された駐車スペースを探し、ネットで事前に予約して借りられる。駐車スペースは商業施設の駐車場や街のコインパーキング(のバイク用スペース)などが一般的だが、個人宅の余剰エリアを貸し出したスペースも多い。オーナーとのやり取りも含め、利用上のマナーは問われるだろう

バイクが受け入れられた? 今後に期待が持てる社会環境の変化

 日本二普協がまとめた「予約制駐車場件数の推移」を見ると、駐車場案内サイトに掲載される予約制駐車場の物件数が右肩上がりに増えていることが分かる。まさに急成長だ。これはバイクの予約制駐車場に確固たる市場ができていることを意味しているし、それ以上に、駐車場/スペースのオーナーがその土地にバイクを停めることをこんなにも受け入れてくれていることに意義を感じる。もちろん、4輪との共用という物件も多いのだが、これは今後に期待が持てる社会環境の変化といえるだろう。

「全国バイク駐車場案内サイト」の掲載物件数推移 掲載物件数の推移:全国バイク駐車場案内サイト掲載総数のうち、予約制の占める割合が約8%から約59%に。「時間貸の予約制」が特に増えた

 そして、「掲載物件数の推移」を見るとさらに驚かされる。2015年から約6年でバイク駐車場の掲載総数は約4.4倍増えたが、そのうち予約制駐車場が約29倍(!)も増えた。その結果、掲載物件全体の約6割が予約制駐車場となっている。予約制駐車場は1カ所あたりの駐車台数が1台から数台程度と少ないことが多いので、台数で換算したならばどれくらい増えたのかは不明だが、時間貸駐車場の掲載物件数が増えたのは予約制増加の影響が大きいことは確かだ。

「全国バイク駐車場案内サイト」の掲載駐車場種別割合 駐車場種別の掲載割合:月極/時間貸/月極&時間貸の両方を備えている駐車場の掲載割合。時間貸が大きく増えている

懸念は利用上のマナー

 さて、バイク駐輪問題の将来を左右すると思われる予約制駐車場だが、懸念があるとすれば、やはり利用上のマナーだ。

 時間貸駐車場の事業者の多くがこの問題を挙げているが、予約制駐車場の場合は、スペースを提供する個人宅のオーナーと顔を合わせることもある。揉めようものなら即閉鎖となりかねない。このマナー問題については、またの機会に検討したい。

文:ヤングマシン編集部(田中淳磨)(初出:2022年1月26日)
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