【ワークマンの2022年キャンプ用品】780円から（！）のキャンプ飯グッズ ワークマン・アウトドア用品の実力拝見（1/2 ページ）

この価格で！　と話題のワークマン・アウトドア用品。4900円（！）のツーリングテントに続き、数百円台から多々用意するキャンプ調理系グッズの使い勝手をチェックしました。

[Webヤングマシン]

　実は2021年春から各店舗にアウトドアコーナーを設置し、メスティンやポケットストーブなどを販売していたワークマン。これが2022年2月下旬からのキャンプギア本格参入の布石になっていた。今回はバイクでも楽に運べるサイズの調理器具やカトラリーをいくつかチョイスし、1泊2日のキャンプで実際に使ってみた。

2022年ワークマンのキャンプ用調理ギア。780円のレギュラーサイズメスティン、299円のポケットストーブ

万能調理器具のメスティンがほぼ市場最安値で手に入る！

　キャンプ＝アウトドアで何を食べるか。そもそも自炊をしたことがない、あるいは得意ではない人にとって、これは大きな問題だ。ちなみに「キャンプ飯」で画像検索するとキラキラなアウトドア料理が多数ヒットするため、これがキャンプに対するハードルを上げているのでは？　と筆者は思う。料理に対する興味やスキルは人それぞれであり、キャンプを始めたからといって急に腕が上がるものではない。

　同じキャンプでも全ての荷物を背負う登山のテント泊では、ゴミを減らす目的もあってお湯を注ぐだけのフリーズドライやあたためるだけのレトルト食品が用いられることが多い。これらは驚くほど味や食感が進化しており、料理に自信のない人は缶詰やカップラーメンなどとともに試してみてはいかがだろうか。

万能調理ギアのメスティン。缶詰の焼き鳥を投入して火にかければすれば立派な炊き込みご飯になる [写真タップで拡大]

　さて、キャンプで使われる携帯を前提とした小型の調理器具はクッカー（ドイツ語でコッヘル）という総称で呼ばれており、さまざまなサイズや形状、素材のものがある。中でもソロキャンプで重宝するのがメスティンだ。

　メスティンはアルミ製のスクエアな飯ごうで、ワークマンで販売するのは容量約750mlの、一般的にレギュラーサイズと呼ばれているものだ。これ1つで約2合までの炊飯ができるほか、即席ラーメンをゆでたり、別売りの網を底に敷いて蒸し料理や燻製を作ることも。さらにはフタを裏返して肉や野菜を焼くことも可能など、まさに万能調理器具といっても過言ではないのだ。

　このメスティン、非常に人気が高いことから国内外のさまざまなメーカーが販売しているのだが、レギュラーサイズに限って言えばワークマンの「780円」は市場でほぼ最安値とうたう。付け加えると、2021年春にリリースされたときの価格は980円だったので、2022年版さらに買い求めやすくなっている。

OUTDOOWORK　TKG 2合炊 飯ごうメスティン（780円）：アルミ製。本体サイズは約165×95×63mmで、ステンレス鋼のハンドルの長さは約126mm。2021年春のリリース時は980円だったが、2022年版は780円に値下がりして登場する [写真タップで拡大]

OUTDOOWORK　TKG 2合炊 メスティン用メッシュトレー（299円）：左の2合炊きメスティン用として登場したステンレス製のメッシュトレー。サイズは約155×10×85mmで、蒸し料理をしたり燻製を作る際などに重宝する。ステンレス製なのでサビに強いのもポイント。 [写真タップで拡大]

満水容量は約750mlのレギュラーサイズ。インスタントラーメンを作るのに十分なサイズだ [写真タップで拡大]

メスティン内にメッシュトレーを敷き、少量の水を入れて火に掛ければ蒸し器に。買ってきた肉まんもアツアツほかほかに！ [写真タップで拡大]

メスティンとの相性抜群なポケットストーブは何と299円！

　130点ものキャンプギアを展開する予定のワークマン。その中にガスやガソリンを燃料としたバーナーこそ含まれていないが、炭や固形燃料によるコンロは用意する。今回はキャンプツーリング向きとも言えるポケットストーブを使ってみた。

メスティンと相性のいいポケットストーブ。 [写真タップで拡大]

　ポケットストーブはその名の通り、ポケットにしまえるほど小型になる、主に固形燃料を熱源とする簡易コンロだ。五徳の開き角を2段階に調整でき、狭い方はシェラカップなどに、広い方はメスティンやフライパンなどに対応する。

　固形燃料は火力が調整できないなど使いにくい部分もあるが、「1個でメスティン1合分の炊飯ができる」ことから、シングルバーナーのサブ機として利用するキャンパーも少なくない。また、気温が低い状況でも確実に着火してお湯が沸かせるという安心感から、1つ持っておくことをオススメする。

OUTDOOWORK　TKG ポケットストーブ台（299円）：収納サイズは約97mm×75mm×20mmとコンパクトで、材質は亜鉛メッキ鋼板。展開時の高さは約55mmで、実測重量は102g。 [写真タップで拡大]

シェラカップなど底面が狭いもの（8〜12cmほど）を乗せる際には五徳を狭い方にセット。メスティンやフライパンなど大きいもの（12〜20cm）を乗せる場合は五徳を垂直まで開く。 [写真タップで拡大]

OUTDOOWORK　TKG ウィンドスクリーン580×135（499円）：ポケットストーブの風除けであり、展開時のサイズは約590×135×4mm。アルマイト加工されたアルミ製で収納袋付き。 [写真タップで拡大]

ニチネン　固形燃料 25g×3個入り（99円）：1個25gで燃焼時間は約15分。メスティンで1合の炊飯をするのにちょうど良いサイズの固形燃料で、100均ショップよりも安価で販売。 [写真タップで拡大]

100均ショップなどで販売されている通称「ミニ鉄板」を組み合わせれば肉も焼けるぞ！ [写真タップで拡大]

固形燃料の燃えかすはこのように簡単に除去できる。未使用の固形燃料は密閉して保管を。 [写真タップで拡大]