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東日本大震災で津波の被害を受け、休館している水族館「アクアマリンふくしま」(福島県いわき市)がこのほど、「復興ブログ」を始めた。津波でネットワーク機器などが損傷し、公式サイトを更新できなくなったため、ブログで復興の様子を発信する。
アクアマリンふくしまは、津波で施設の1階と地下が浸水。電気系統の施設が壊滅状態となったため、水槽に酸素を供給したり、ろ過循環や水温維持ができなくなり、魚など多くの飼育生物が死んでしまった。津波は30トンもある水槽を押し流したという。
3月31日にスタートしたブログでは、地震直後の様子を写真とともに報告。液状化する地面、走るスタッフ、津波に流されて横転する車や船、コンテナなど、当時の緊迫した状況を伝えている。
「担当職員がなんとか維持している状態」という金魚や、県外の施設に搬出するゴマフアザラシの写真も掲載。施設内で最も被害が大きかったという水生生物保全センターで、泥やがれきの撤去作業をしている様子も公開している。
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