うまい棒のパッケージをかっこよく開ける方法があるらしい。発言小町に投稿されている説明によると「片手にうまい棒を握り、片足を上げると同時に太ももに打ち付ける」。投稿者は30代後半で小学校時代にはやったという。むむむ、記者は初耳だぞっ。
発言小町の投稿はネットユーザーの間でも話題になっており、「なんですかそれ(笑)」「やったことないです」「懐かしい」「え、常識だと思ってた!」「子どもの頃はこのやり方がデフォだった」などと反応はさまざま。意外と知っている人も多いようだ。
うまい棒と言えば、ファンイベントが開かれるほどの有名スナック菓子。かっこよく開けられたら、人気者になれるんじゃないだろうか!! しかもこの方法なら両手を使わずに済む。面倒くさがり屋にもってこいだ。
ということで編集部で試してみた。
ほんとにかっこいいの?
かっこいい開け方を試すのは5人。そのうちこの方法を知っていたのは1人だけで、あとは皆やったことがない。記者の後輩は「粉々になりそうだから嫌だ」などとブーブー言っている。まずは予習が必要だ。
かっこいい開け方の動画をYouTubeで探すと約30件ヒットした。例えばこちらの動画。うまい棒の袋を握って太ももへ振り下ろした瞬間、袋の上側が開いてうまい棒が3センチほど飛び出している。袋を開けるもたつき感は全くなし。これはほれる。
さあ今度は我々の番だ。まずは記者がチャレンジ。うまい棒をつぶしてしまわないよう、袋の下側に空気をためて、太ももに振り下ろした! グシャ! うまい棒は袋の中で見事に折れた。めげずにもう1度。グシャ! うまい棒が粉々になった感触を袋越しに感じる。オーマイガッ。
記者の後に続く3人もやる気が空回りしたのか、見事に失敗。くしゃくしゃになってしまった袋は開く気配はまるでない。暗雲たちこめたところで、最後の1人が「袋を振り下ろすスピードが足りないんじゃないの?」と一言。中身が粉々になるリスクを省みず、勢いよく袋を太ももへ振り下ろした。
パンッッッ。乾いた音とともに、スナック菓子の小さなかけらが宙を舞い、香ばしい匂いが漂う。ついに開いた! うまい棒(ぶたキムチ味)が袋からちょこっと飛び出ている。それをそのままパクリ。手が汚れる心配もなし。超絶スタイリッシュではないか。
編集部で試行錯誤した結果、袋をやさしく握り、手首のスナップを効かせて、ひざなどできるだけ固い部分に当てるとうまくいくという結論に。「漫画『シグルイ』の『流れ』の如く、握力をコントロールするのがポイントですよ」と成功した最後の1人が得意げに語る。
シグルイは江戸時代を舞台に剣士たちの戦いを描いた作品。うまい棒は武士道に通じていたのか……!?
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