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NTT東西、東日本大震災などに伴う「災害用伝言ダイヤル」のサービス運用終了へ
東日本大震災の発生に伴い運用していた「災害用伝言ダイヤル」および「災害用ブロードバンド伝言板」が8月29日をもって終了することになった。
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NTT東日本およびNTT西日本は、3月11日の東日本大震災の発生および3月15日の静岡県東部を震源とする地震の発生に伴い運用していた「災害用伝言ダイヤル(171)」および「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」を、8月29日をもって終了すると報じた。
メッセージの録音や登録は8月27日午後3時まで。メッセージの再生や閲覧は、48時間の保存期間終了を待って8月29日午後3時までとなる。
災害用伝言ダイヤルは、発生の3月11日から8月8日までで録音が60万6000件、再生が285万3000件と合計345万9000件の利用があった。また、災害用ブロードバンド伝言板では登録が12万件、閲覧が20万5000件と、合計32万5000件の利用があった。
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