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30時間で人はゲームを作れたのか!? 「福島GameJam」全作品を振り返る日々是遊戯(1/4 ページ)

ゲーム業界だって被災地のために何かできるのでは――そんな思いから企画された「福島GameJam in 南相馬」。参加22チームによる力作、全26作品を一気に紹介します!

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会場の熱気、伝わりましたか?

 8月27日から28日にかけ、福島県南相馬市にて行われたゲームイベント「東北ITコンセプト 福島GameJam in 南相馬」。その期間中に作られたゲーム26タイトルが、公式サイトにて遊べるようになっています。

 既報のとおり、本イベントは、限られた時間内にゲームを開発し、その内容を競い合う「Global Game Jam」のローカル版として開催されたもの。ゲーム作りを通じて、福島から世界に向けて前向きなメッセージを発信していきたい――という信念のもと、多くのゲームクリエイターが南相馬市に集まり、現地の子供たちと力を合わせながらゲーム作りに取り組みました。

 今回はローカル開催ということで、制限時間は通常より短い「30時間」(Global Game Jamでは48時間)。参加者は即席のチームに振り分けられ、今回のテーマ「つながり(connection)」に沿ったゲームを開発、提出します。そのほか、「子どもたちとの合作である」、「東北地方の特徴、名産品を取り入れる」、「ゲームをしたことがない人でも楽しめる」など8項目にわたる実績項目もあり、これを多く満たすことも達成目標のひとつとなります。

 期間中制作されたゲームは現在、公式サイト内の専用ページにて公開中。以下、実際に遊んでみた感想もまじえつつ紹介していきましょう。

「とうほく★こねくしょん!」(南相馬チーム1)

画像 「ふ→く→し→ま」、「い→わ→て」といった具合に、次々現れる文字を、地名になるようマウスでつなげていきます。南相馬チーム1はこれ以外にも6本のゲームを制作

「萌えよ★とうほく」(南相馬チーム1)

画像 東北6県にちなんだ6人の女の子たちを、それぞれの県にドラッグしてあげるゲーム。よく見るとちゃんと各県の特徴がキャラクターに織り込まれているのがわかります

「方言でポン!」(南相馬チーム1)

画像 「アカナス」? 「ササギ」? 東北地方で使われている方言が、それぞれ何を表していくか答えていく2択クイズ。ちなみにアカナスもササギも食べ物の名前ですよ

「とうほく★すろっと!」「みなみそうま☆すろっと」(南相馬チーム1)

画像画像 東北地方にちなんだキャラクターたちが登場するスロットゲーム。「みなみそうま☆すろっと」の方では、南相馬の小中学生が描いたイラストが使われています

「まる★つなげ」 (南相馬チーム1)

画像 くるくる回る顔アイコンをクリックすると、穴があいて後ろのイラストが少しずつ明らかになっていきます。顔アイコン以外の場所をクリックしてしまうとゲームオーバー

「フォロワー東北旅行!」(南相馬チーム1)

画像 Twitterのフォロワーと東北旅行に行くならどこがいい? おすすめの観光スポットを診断してくれます

「FOLK CRAFTS」(南相馬チーム2)

画像 こけしと赤べこ、鎖でつながった2つのキャラクターを、2人で別々に操作しながら遊ぶアクションゲーム。互いに引っ張りあう力が働くので、離れれば離れるほど操作しにくくなってしまう。あと背景が怖いっ!

「MOCHI MOCHI corocoro」(南相馬チーム3)

画像 スライムのようなピンクのキャラクター「MOCHI MOCHI」を操作して、時間内に仲間を助けて出口へ導いてあげるゲーム。並んでプヨプヨ動くMOCHI MOCHIがかわいい! お邪魔キャラに触れないように気を付けて

「プッカリパリンパ PuccariParinPa」(南相馬チーム4)

画像 決められた時間内で宝石を取り合う、4人プレイ専用ゲーム。滑りやすくなるバナナや、墨で画面が見えにくくなるイカなどアイテムが豊富で対戦プレイは盛り上がりそう。あとタイトル画面のBGMがやたら耳に残ります

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