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イカみたいな柔らかいロボットが開発されたでゲソ!

形はちょっとヒトデっぽく、色はイカの刺身っぽい。そんな空気で動く柔らかなロボットを米ハーバード大学の研究者が開発した。

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 イカのようにくにゃっとした柔軟なロボットを、米ハーバード大学が開発した。尺取り虫のように這う動きがちょっと不気味だ。

 イカやヒトデなど、体内に固い骨格を持たない生き物をヒントに開発されたこの「Multigait soft robot」、形は4本足のヒトデのよう。色は白くて半透明でちょっとイカの刺身っぽい。大きさは15センチ程度。エラストマーという柔らかい素材でできていて、内部には5つのアクチュエータとシンプルなバルブのみが入っている。バルブから空気を送り込んで風船のように膨らませたり、空気を抜いたりすることで動き、尺取り虫のように這ったり、4つ足の動物のように歩いたり、狭い隙間をくぐったりできる。

 固い素材のロボットは重くて高額なため、Multigait soft robotは従来のロボットが適さない場面で活用できるかもしれない。このロボットを開発したジョージ・ホワイトサイズ教授の研究室にはDARPA(国防高等研究計画局)もスポンサーについている。もしかしたら、将来戦場に柔らかいロボットが現れるかも?

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