ニュース
Google、被災地の衛星写真を更新 爪痕残るが希望も
「復興の槌音は止みませんが、希望もまた、空から同時に読みとることができます」――Googleは新たな衛星写真についてこう述べている。
advertisement
Googleは3月11日、東日本大震災の被災地の衛星写真を最新のものに更新した。
更新した地域は、青森県八戸市から茨城県日立市にかけての沿岸部。2012年2月から3月上旬にかけて撮影した。航空写真ではまだ津波の爪痕が見られるが、壊れた橋が再びかけられているなど、復興の様子も見ることができる。「復興の槌音は止みませんが、希望もまた、空から同時に読みとることができます」とGoogleは述べている。最新の衛星写真はGoogle EarthとGoogleマップで見られる。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
同社は震災の際に立ち上げた、災害関連情報を集めた特設サイトを常設することを決定し、「災害時ライフラインマップ」や、Google外部の視点から危機対応を検証する「東日本大震災と情報、インターネット、Google」も開設している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「1+1は2を超える」、だから共有を――Googleが災害対応で学んだ3つのこと
間もなく東日本大震災から1年。Googleは今年の3.11に再び「Person Finder」を試験稼働させる。同社の危機対応チームを第三者の目で検証する特設サイトも立ち上げた。そんなGoogleがこの1年で学んだ3つのポイントとは――。 - 井上雄彦氏の祈り捧げるイラスト「Smile」が画集アプリに
漫画家・井上雄彦氏が「#prayforjapan」「#tsunami」のハッシュタグをつけてTwitterに投稿したイラストがiOS向け画集アプリに。 - 「時代の顔をアーカイブする」――Google、被災地を走ったストリートビュー撮影秘話
Googleのストリートビュー撮影車が昨夏から約半年間、東北を駆け抜けた。住民感情に配慮しつつも「今でなければ」と撮影をスタート。ハンドルは地元出身のドライバーたちが握った。 - 災害時に音声や写真、位置情報をまとめて緊急連絡できるアプリ「災害119」
Androidアプリ「災害119」は、あらかじめ指定した相手に音声、写真、文字、位置情報をワンタッチで送信できる。