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架電方式で1番ゲージが走る――原鉄道模型博物館に行ってきました(2/3 ページ)
横浜にある横浜三井ビルディングに、原信太郎氏が収集した鉄道模型を展示する「原鉄道模型博物館」が7月10日に開館する。そ、そんなに興味ないんだからね!
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語る模型――第二展示室
途中の通路を通って、次に見ることができるのは第二展示室。ここは「語る模型」と題されており、部屋の左右には日本や海外の機関車、電車など原氏が作成してきた模型の数々を展示するほか、収蔵する書籍も一部見ることができます。その精巧な模型を見ていると、車両が語りかけてくるような印象を持ちます。左の壁には日本の蒸気機関車や電気機関車がずらっと並んでいます。その姿を1つ1つ見るだけでもテンションが上がります。パンタグラフや車体の手すり、動輪や連結器に至るまでほんとに事細かに作られてるんですよ。これが!
ビンテージコレクションが並ぶ――第三展示室
第三展示室に置かれているのは、原氏が集めたビンテージコレクション。メルクリン社製の鉄道模型や、クリスティーズのオークションで1980年代に競り落としたという「ヴッパータールの懸垂電車」を展示。このほかにも、原氏の名前を世に知らしめた「一番切符」が展示されています。一番切符とは、鉄道が開通したときに発売される1枚目の切符のこと。京王電鉄井の頭線や伊豆急行電鉄のほか、北陸トンネルが開通したときの一番切符、そしてなんと、東海道新幹線の一番切符もあります。切符を取るために会社を休み、新大阪駅に泊まり込んだ原氏は、ここで一番切符マニアとして有名人となったそうです。
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