ニコ厨の一体感が北の大地を熱くする まんべくんも大活躍の「ニコニコ町会議」in長万部(2/4 ページ)
都内ではコミケが盛り上がっていたが、長万部も負けないくらい熱かった。
開場が近くなると、続々と人が集まり始め、先ほどの不安は消えていく。高校生〜20代前半くらいの若いお客さんが多く、コスプレしている人や、脳波で動くネコミミを頭につけた人もいる。洞爺湖町から来たという18歳の女性は「“踊ってみた”に参加するのが楽しみ」と話してくれた。北海道中から集まったニコ厨がスタートを今か今かと待つ一方で、ママチャリで前を通りかかったジャージ姿の中年男性が不思議そうに会場を眺めていたのも印象的だった。
午前11時にイベントがスタートし、まずはテープカットから。ニワンゴ杉本誠司社長、長万部商工会・村松会長と並び、満を持して町のイメージキャラまんべくんがステージに登場。体が毛ガニの形をしているまんべくんは自前のハサミを紅白のテープに当て、無事大役をこなす。ステージを降りた後もまんべくんは人気者で、若い女の子や子どもに囲まれて記念撮影に応じていた。
ニコニコ町会議はもちろん出演者も主にニコニコユーザーだ。今回は、ミスニコ生2011でもある歌い手の「ゆうこりん」さん、ニコ生主の「恭一郎」さん、踊り手の「いとくとら」さんと「恐怖。」さん、大道芸のパフォーマンスで人気のある「悪の組織『ekot企画』サト」さん、ゲーム実況プレイヤーの「せんとす」さん、ニコ動で人気のギタリスト「町屋」さんがステージに上がった。
詩吟の師範でもあるゆうこりんさんの美声には会場から拍手喝采。演歌「天城越え」を熱唱すると会場全体が聞き入っていた。「自称明るいデブ」の恭一郎さんは軽妙なMCで場を盛り上げつつ、歌に踊りにと大活躍。恭一郎さんがステージでおどけて見せるたびに笑いが起こった。町屋さんはギター1本でしっとりと弾き語りなどを披露。会場内で販売していた町屋さんのグッズも人気だった。
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