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「ゲームを作るのに、ゲームなんかやらなくていい」――「もしドラ」作者、ゲーム業界にアドバイス (4/5 ページ)

「おれほどゲームをやったやつはいない」と豪語する岩崎夏海氏は、今のゲーム業界をどう見たか。

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ゲーム以外で毎日を埋め尽くせば、そこにヒントが見えてくる

画像 今は作家としてのイメージが強い岩崎氏だが、今でも本は「それほど読む方ではない」という

 さらに「ゲームを作るのにゲームなんてやらなくてもいい」と岩崎氏は主張する。放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などの番組を手がけてきた岩崎氏だが、当時は逆にテレビを見なくなったという。

 「ものを作るって結局パクるってことなんです。それは盗作とかコピペするってことではなく、ある行動を抜き出して、何かに置き換えるということ。パチンコでサルになった体験を概念的に解きほぐしていって、それを小説や本の作り方に当てはめていく」(岩崎氏)

 しかし、そのときに同じ分野から抜き出したらそれこそただのコピペになってしまう。ゲームのタネを探すんだったらゲーム以外のところしかない。それが分かっていたら、むしろゲームなんか遊んでいるヒマはないんじゃないか、と岩崎氏は指摘する。

「宮崎駿が以前こう言ってたんです。『今のアニメ制作者は、アニメの空を見てアニメーターになるから、アニメの空しか書けない。本物の空を見ていない』。同じことがゲーム業界にも言えるのでは」(岩崎氏)

 ゲームを見てゲームを作っているから、ダイナミックな展開や、オリジナリティ、独自性がない。「ゲームを遊んでるヒマがあったらキャバクラに行った方がいい。そういう方がいらっしゃるんですよね」と言うと、会場内にちょっと笑いが漏れた。

「それこそ宮本(茂)さんだって、体重計に毎日乗っていて、『なんで毎日乗ってるんだろう』って考えたはずなんです。そこから『Wii Fit』が生まれた。みなさんも宮本さんの体重計のように、毎日やっていることがきっとある。そこがヒントなんです。ゲーム以外で毎日を埋め尽くせば、そこにヒントが見えてくる」(岩崎氏)

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