女子大生に「Facebook」疲れなし? 女子アプリコンテスト受賞者に聞いた今時ネット事情(2/2 ページ)
ギークではない普通の女子がスマホアプリを作るコンテストで入賞した、「一般女子の感覚」を持った女子大生2人組にイマドキのネットやアプリ事情について聞いてみた。
Facebookは写真共有用、Twitterはつぶやき用
さらに2人に、イマドキ女子大生のスマホやアプリ、ソーシャルメディアなどネット事情について聞いてみた。マイナビの調査によると、約4割の学生がFacebookを使っているという。女子大生の間でも当然Facebookは「インフラ」と化している。ただし、使い方に特徴がある。
「Facebookはみんなと写真を共有するために使っています。カメラを忘れたときには友達に写真をFacebookにアップしてもらいます。飲み会やイベントの写真は大体Facebookですね。とても便利。アップされた写真をシェアしたり、タグ付けしたりととにかく写真中心。同じSNSでいうとTwitterも使っていますがつぶやくとき専用です。友達もそんなふうに使い方を分けている人が多いです」(髙木さん)
若者は「Facebook疲れ」とは無縁らしい。そもそも写真アップのツールとしてしか使わないし、働く大人たちのように上司や取引先が「友達」にいるというようなしがらみはゼロ。ちょっとうらやましい。それでも「就活のときFacebookはチェックされるから、変な写真はアップしないようにとか、公開範囲に気を付けなさいとか聞きます(笑)」と、それなりに気も使っているようだ。
mixiについては「カットモデルを募集しているコミュニティーはよく使います」と髙木さん。Google+はFacebookと似ていて、写真共有用に使う人もいるのだとか。確かに写真の受け渡しはしやすい。彼女らがソーシャルメディアを効率良く使っているのが浮き彫りになった。
メッセアプリが人気 LINEは鉄板
女子大生の間で人気のアプリと言うと、やはりLINE。「私は3人くらいのグループで使うことが多いです。メールを作るよりもLINEの方が楽だし早い。スタンプだけを送り合ってコミュニケーションすることもあります」と慶野さん。
heytellという無料のボイスメッセージもよく使われているのだとか。「いちいち文章を書かなくてもいいので早いんです。たまにふざけて『バーカ』とか吹き込んで送ったりもします(笑)」といたずらっ子ぽく笑う慶野さん。学生たちの間で音声を吹き込んで送る、というのは結構一般的らしい。連絡ツールはFacebookメッセージやLINE、パソコンのメールがメインの年上のおねえさんには、とても新鮮です。
「アプリを作ったくらいだし、IT系の企業に就職したいの?」という筆者の質問に、2人は「まだ全然考えてないです」。それでもアプリは作りたい。写真アプリもいいけど、手持ちの服を整理できるアプリが欲しいな、とおしゃべりが始まった。意外とこういう子たちがその道に進むんだろうな――2人の楽しそうな様子を見て、なんとなくそう思った。
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