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ウケる企画は大喜利で生まれていた バーグハンバーグバーグの流儀に迫るネタに囚われの身のシモダさん(2/3 ページ)

変テコなプロモーションサイトや、「オモコロ」「地獄のミサワLINEスタンプ」などの独特なネットコンテンツで快進撃を続けるバーグハンバーグバーグ。代表のシモダテツヤ氏に面白さの源泉を聞いた。

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バーグハンバーグバーグ誕生のルーツ

―― 「テキストサイト文化がバーグらしさ」というお話がありましたが、バーグハンバーグバーグ誕生の経緯を教えてください。

 バーグのメンバーがまだ20代前半のとき、当時はテキストサイトブームでした。それぞれ文章やイラストで面白いサイトを作っては「ReadMe!」というランキングサイトに登録して、毎日出るランキングで競い合っていたんです。そこに参加しているみんなは、素人とは思えない面白い日記を書いていました。でも、みんな就職すると記事を書かなくなってくる。それはもったいない。このまま続けていける環境があり、これで飯を食っていけたらなと思い、僕とペパボ(※1)の同僚とで「オモコロ」(※2)を始めたんです。

※1 ペパボ:レンタルサーバー「ロリポップ!」など個人向けインターネットサービスを提供するpaperboy&co.。シモダさんも働いていた

※2 オモコロ:30人以上の個性的なスタッフで運営されるお馬鹿サイト。月〜金曜日まで平日は毎日更新

 サイト開設当初は今みたいにスタッフが多くなかったので2日に1回程度の更新でした。当時は更新が面倒で、タグ打ちから含めてすべて自分でやらなければいけませんでした。また、今と違って予約投稿ができなかったので全部手動。記事を公開する0時前からパソコンの前に張り付いていないといけなかったんです。

 そうすると毎日自由がないじゃないですか。だから編集、記事配信、トップページの更新作業もスタッフのみんなで手分けするようにして徐々に編集部体制ができていきました。サイトが充実していくうちに、徐々にお仕事をいただくようになって、DVDを作ったり、イベントをやるように。そして、これを会社にしようと思いました。

―― 「バーグハンバーグバーグ」という名前の意味は?

 特にないです。これも大喜利で決めました。サイゼ(※1)で地獄のミサワ(※2)とかとワインを飲みながら「社名どうしよっか」と話してて、それぞれ案を出していきました。最終的に残った「株式会社 ルアンババンTHEサイガガーン」とどっちにしようかと迷ったのですが、電話対応のとき「お電話ありがとうございます。株式会社ルアンババンTHEサイガガーンです」だったら面倒くさそうだし、自己紹介のときも100%聞き直されるだろうし、あと舌噛みそうだしと思ってバーグハンバーグバーグに決めました。

※1 サイゼ:ドリア299円のファミレス「サイゼリヤ」

※2 地獄のミサワ:「カッコカワイイ宣言」などで知られる漫画家。オモコロに初期から参加

 それに「会社なのに」っていうのがすごくいいなと思っていて、「会社なのにその名前!?」と一番振りきっていると思われる会社を作りたかったんです。企業理念も「がんばるぞ!」ですし。1つだけ誤算があるとすれば、社名は登記する前には飽きてました。

企画の矛先は社員にも及ぶ

―― 突飛な企画はクライアントだけでなく、社員の方にも仕掛けられるとうかがいました。

 ああ、デカいものを送りつけるシリーズですね。ハロウィーンのときに、社員にデカいカボチャを送りつけたんです。当時、オモコロのスタッフだった山口という男に声をかけて「加藤(同じくスタッフ)の家にいきなりデカいカボチャを送りつけよう」と計画しました。50キロほどのカボチャを見つけて、抱えて山口とはしゃいでるところを写真を撮ったりして、最後に加藤の住所を伝票に書いたんです。

 でも実は、山口が来る前にお店には別の伝票を渡していました。そこには山口の住所が書いてあったんです。お店の前で「加藤くんびっくりするやろうなー」とはしゃいでいた山口でしたが、僕は内心、「これお前に届くんだけどな」と心の中でほくそ笑んでました。

 送りつけた後、山口から「自宅に届いたとき、走馬灯のようにシーンがよみがえり、罠をかけられた経緯が一本につながった」と連絡が入ったときは嬉しかったですね。そのあともカボチャは自宅で保管していたそうですが、部屋で腐り、異臭を放ったそうで捨てようとしたそうなのですが、重すぎて処理するのが大変で、腐ったカボチャを抱えて運んでいる途中で皮がぼろぼろ崩れ、液状になったカボチャの中身が部屋中にこぼれたそうです。

 オモコロでその一部始終を載せました。

※さらに最近では、山口さんの結婚祝いにシマウマを贈っている

―― デカいものを送りつけたのは1度だけではないそうですね。

 実は1回ミスったことがあって……。そのときはイナバ物置(※)を送りつけようと思ったんです。が、お店に4万円を持っていったら、欲しい物置が5万円で買えなかったんです。部屋の中で物置を設置したら、部屋が2層に分かれて窓とかもなくなるからいいなと思ったのですが、残念でした。

※イナバ物置:「100人乗っても大丈夫」のCMでおなじみ

 それで、代替案として豚の頭を送りつけることにしました。段ボールをあけた瞬間、「ギャア!」って言うかなーって思って。映画のセブンみたいですよね。しかも、ちょっと豚って皮膚の感じとか人っぽくもあるじゃないですか? (もらった人は)捨てるときも「なんか悪いことしてるんじゃないかってちょっとドキドキした」って言ってましたし。

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