取材先に向かうなか、浅草の街を歩いているとどこから聞こえるあのメロディー。「きっと君はこない〜 ひとりきりのクリスマスイブ♪」……山下達郎の「クリスマス・イブ」。そう、もうそんな時期かぁ……と思ったものの、いや違う。連日の雨から一転、すっきりと晴れた東京の最高気温は27度。汗ばむ日差しが照りつける5月某日。商店街の担当者の趣味なのか、有線放送なのか、どちらにしても謎の選曲だ。しかし、次に向かった場所は冗談じゃなく、クリスマス色に染まっていたのです。
その場所は、日本の代表的なトレンドの発信地、ラフォーレ原宿内。そこにはクリスマスツリーが飾られ、オーナメントを販売する屋台が! 毎年11月くらいから始まるクリスマスの光景が広がっていました。
こちらは、ラフォーレミュージアム原宿で開催中のインテリアの展示会「場と間」の風景。なんと、5月なのにテーマがクリスマスだったのです。
主催するアッシュ・ぺー・フランスによると、クリスマス商戦時期に販売するための商材を確保するには、5月にオーダーすることが必要なのだとか。その一方で、クリスマスに特化した展示会は開催されておらず、それならばとこれまで年1回、10月に開催されていたインテリアの合同展示会「場と間」を5月に開催し、ここをクリスマスをテーマにしたアイテムを中心に展開するに至ったのだそう。
展示会というと、通常は店舗や販売業者が発売前の商品を買い付け、一般向けに販売する商品を展示するもの。しかし、この「場と間」は一般の人が来場できるうえ、多くの商品が会場内でその日に購入できるという点で大きく違っています。
入口には、「夢にみたクリスマスの街」をテーマにしたインスタレーション作品を展示。ファンタジックなジオラマが出迎えてくれます。外の暑さは忘れ、すっかりクリスマス気分で会場内に突入!
会場内で販売している商品は、21万円のテーブルもあれば、500円の傘の柄のカバーもあり、バラエティーに富んでいます。ヨーロッパの古いガソリンスタンドから回収したネオンで作ったルームライトなど、どこか懐かしさを感じるアイテムがそろっていて、蚤の市のような雰囲気もあります。
注目したいのは、会場のディスプレイデザイン。靴下で作ったクリスマスツリーや、脱ぎ捨てられたサンタの服など、そのアイデアを見ているだけでも楽しめます。問題は、半年後までそこで浮かんだアイデアを覚えておける自信がないこと……。
ひと足早いクリスマス商戦にバイヤー気分で参加してみてはいかがでしょうか。
開催情報
「場と間 vol.4」
- 日程:2013年5月22日〜26日 ※5月22日・23日はビジネスのための招待制 5月24日〜26日は一般開放
- 時間:午前11時〜午後7時(最終日は午後5時まで)
- 入場料:500円
- 会場:ラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6階)
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