12月某日、筆者は六本木にあるHuluに向かっていた。Huluと言えば、月額980円で、1万本以上の映画やドラマが見放題になる、定額性ビデオオンデマンド(VOD)サービスの先駆け。ねとらぼとHulu、関係なくね? と思われるかもしれないが、そもそもの発端は編集長の無茶振りからだった。
「池谷さん、Huluって知ってる?」
「はい、サービスはじまった頃からずっと使ってますよ」
「うちもなんかHuluとやろうよ」
「は?」
聞けばこういうことらしい。「ねとらぼ読者が年末年始に楽しめるようなネット企画を考えたい。年末年始どこにも行かず、家でゴロゴロしながらスマホやPCにかじりついているねとらぼ読者にとって、Huluのようなビデオオンデマンドサービスはぴったりなんじゃないか」――。えーと、なんで“ねとらぼ読者=家でゴロゴロ”前提なのかはよく分からなかったんですが、確かに年末年始、家でHuluというのも悪くないかもしれない。
ということで、編集長のナゾの勢いに押されて、とりあえずHuluに来てみたのだった。
「ねとらぼトレイ」実現なるか
そもそもいきなり来て取り合ってもらえるのだろうか? と心配していたが、Hulu側の対応は意外におだやかだった。紹介されたのは、Huluのコンテンツパートナーマネージャーのジオ・リーさん。Huluのトップページに掲載する作品はジオさんが選定をとりまとめているそうで、いわば「Huluのお店作り担当」だ。
―― Huluのトップページにある「○○特集」みたいなのもジオさんが決めてるんですか?
ジオさん 「アクション映画特集」とか「まいうーな作品集」とかですよね。私たちは「トレイ」って呼んでます。私を含め何人もの社員が「こんな特集をやりたい」って持ち寄って、毎週金曜日に企画会議があってそこで最終決定になります。
―― 例えば「ねとらぼトレイ」みたいなものを作ってもらったりは……。
ジオさん うーん、さすがにそのままの名前は難しいと思いますけど、例えば「ネットで話題の映画」みたいな切り口なら、提案することはできます。
おお、ワンチャンあるかも!? せっかくなので、普段ジオさんがどうやってトレイの内容を考えているのか聞いてみた。
ジオさん トレイは言わば「お店」なんです。Huluでは常時1万本以上の映画やドラマを配信していますが、こうなると見たいコンテンツに出会うのも大変ですよね。そこで、お客さんが見たいコンテンツと出会う、そのお手伝いをするのがトレイなんです。
うーむ、けっこうちゃんと考えて作ってるんだなあ(当たり前だ)。でも、ちゃんと企画として通用するものなら会議にかけてくれるとのこと。あとは提案する内容しだいか……。
ジオさん、よろしくおねがいいたします
そして後日、ふたたびHuluへ。あれから編集部に戻り、どんな企画がいいか全員で考えた。イメージは「年末年始、スマホ片手にコタツで見る映画」だ。リアルではどこへも行かなくても、「ネットとHuluのおかげで正月休みは楽しかったなあ」と笑えるような特集にしたい。
受付でふたたびジオさんを呼び出し、企画書を手渡す。
―― これでよろしくおねがいします!
ジオさん はい、確かに受け取りました。
企画のタイトルは「思わずツイートしたくなる映画」特集。見たら最後、いろんな意味で突っ込まずにはツイートせずにはいられない映画ばかりをチョイスした。あとは企画会議を通過するかどうか、天に祈るのみである。
果たして企画は通ったのか……?
そしてさらに時間は経過。あれから2週間ほど経ったある日、編集部の電話がトゥルルと鳴った。
―― はい、ねとらぼ編集部です。
ジオさん もしもし、Huluのジオです。企画、通りましたよ!
……企……画? ホントにすっかり忘れていたので、あわてて記憶の糸をたぐり寄せる。……あれか! え、通った!?
急いでHuluのトップページを見ると、確かにあの時送った作品がトレイに並んでいた。トレイの名前は「思わずツイートしたくなる映画」あらため、「『えーっほんとに?!』な展開の作品」。編集長の無茶振りから、ホントにHuluのトレイができてしまった。ジオさん、色々とありがとうございます!
ジオさん もともとソーシャル連携は取り込んでいきたいと思っていましたし、案外すんなり通りましたね。「ツイートしたくなる映画」って切り口は年末年始に限らず、いろんなタイミングで使えますし、いい企画だったと思いますよ。
ねとらぼ編集部がチョイスした「『えーっほんとに?!』な展開の作品」の詳細は、ぜひHuluに登録してご確認を。さらにジオさんのご厚意により、この記事からHuluに登録してくれた人限定で、通常2週間無料のところ、1カ月無料になるキャンペーンも用意してもらうことができました(※1カ月無料キャンペーンは2014年1月6日で終了しました)。年末年始、どこにも出かける予定がない人は、この機会にぜひHuluで「思わずツイートしたくなる映画」を楽しんでみてください!
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
提供:Hulu Japan LLC
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ 編集部/掲載内容有効期限:2014年1月6日
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