気象庁は27日夜に東京地方で木枯らし1号が吹いたと発表しました。また、28日の未明から朝にかけて札幌と旭川、函館で初雪が観測され、冬の便りが続々と届いています。
気象庁は、27日夜に東京地方で木枯らし1号が吹いたと発表しました。
※昨年(11月11日)より、15日早い
日本付近は、西高東低の冬型の気圧配置になっています。このため、関東地方では、27日の夜、北よりの風が強まりました。東京では、午後7時44分に、
最大瞬間風速17.3メートル(北北西)を観測しました。
東京地方の木枯らし1号の条件は以下の通りです。
- 10月半ばから11月末までの間
- 気圧配置が西高東低の冬型になっている
- 東京の風向が西北西〜北
- 東京の最大風速が、おおむね8メートル以上(発表は最大瞬間風速)
北から初雪の便り続々 平地で積雪の所も
北日本を中心にこの時期としては強い寒気が流れ込んでおり、北海道や東北では日本海側を中心に雨や雪が降っています。北海道では28日の未明から朝にかけて、札幌と旭川、函館で初雪が観測されました。
北海道では平地でも雪が積もり始めており、旭川空港では一時、2センチの積雪となりました(午前9時現在は0センチ)。また、札幌市内の小金湯でも、午前9時現在、1センチの積雪となっています。さらに青森県の酸ヶ湯では午前3時には積雪が10センチを超え、午前9時現在は15センチの積雪となっています。
※このほか、青森県の八甲田山や群馬県の白砂(しらすな)山などで、初冠雪を観測しました。
北日本は夜にかけても雨や雪
北海道や東北では、28日の夜にかけても日本海側を中心に雨や雪が降る見込みです。北海道では、さらに広い範囲で雪が積もるでしょう。東北も山では雪の量が増えそうです。
また、新潟県も寒気の影響で、夕方まで雨雲が流れ込みやすいでしょう。
そのほかの関東から九州の各地は広く晴れますが、北風が強めに吹いて、肌寒く感じられるでしょう。風邪をひかないよう、暖かい服装でお過ごし下さい。
※近畿地方の木枯らし1号や北海道の初雪については、ページ下部のリンク先の記事も是非チェックしてみてください。
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