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映画の書物をめぐる展覧会「シネマブックの秘かな愉しみ」 国内最大の映画図書室をもつフィルムセンターが開催
映画史の研究本や作品批評、俳優本――“映画本”を通して見つめる日本の映画の120年。
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映画が生まれてから120年もの間、日本では作品だけでなく映画に関連する書籍も続々と作られてきました。こうした映画の書物をめぐる展覧会「シネマブックの秘かな愉しみ」を、国内最大の映画専門図書室をもつ東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区)が4月14日〜8月2日に開催します。
同展では映画史を知るための基本文献、明治・大正期の貴重書や無声映画時代の“映画文庫”、大型本や豆本、映画という職業をめぐる本まで、映画史と寄り添って生み出されてきた日本の映画書を一堂に集めて展示。併せて映画の本を収集している日本各地の映画図書館も紹介します。
展示構成は第1章「映画書のABC」、第2章「映画書は美しい」、第3章「映画をめぐる仕事」、第4章「映画書アラカルト」。開催期間中は、ブックデザイナー・鈴木一誌さんによる「映画書のデザインをめぐって」や、映画評論家・山根貞男さんによる「映画本渡世―編集者人生45年」など、映画本にまつわる講座も計5回行う予定。7月31日・8月31日には学生向けに、普段は見られないフィルムセンター図書室の書庫の見学会も実施されます。
展示は同館内の7階展示室で行われ、開室時間は午前11時から午後6時30分まで(入室は午後6時まで)、休室日は月曜日。観覧料は一般210円です。
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