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「カリオストロ」に影響与えた乱歩の世界 宮崎駿の新企画展「幽霊塔へようこそ展」、ジブリ美術館で開催

会期は2015年5月30日から2016年5月にかけての予定。

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 宮崎駿監督が、三鷹の森ジブリ美術館で新企画展示「幽霊塔へようこそ展〜通俗文化の王道〜」を企画・構成します。会期は2015年5月30日から2016年5月にかけての予定。

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左下には宮崎監督のメッセージ「幽霊塔の謎は謎を呼び勇敢な青年と美しい女性との怪奇大ロマンになるのだ」(c)Nibariki (c)Museo d'Arte Ghibli

 展示では宮崎監督が中学時代好きだった江戸川乱歩の小説「幽霊塔」(1937年)の魅力を紹介。60年ぶりに読み返して同作が「通俗文化の王道をゆくものである」と思った理由を監督自身が描き下ろし漫画パネルで解説します。

 また同作のロマンスや時計塔の歯車とその機構は、初の監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」に影響を与えたとのこと。会場の中央ホールには宮崎監督デザインの時計塔を設置。中の螺旋階段をのぼると展示室では地下迷宮を思わせる迷路が待ち受け、抜けると「カリオストロの城」のジオラマとその舞台構造について紹介があります。両作のファンはもちろん、子どもから大人まで楽しめそう!

 三鷹の森ジブリ美術館は完全入場予約制なので要注意。毎月10日からローソンで翌月分のチケットを購入することができます。ただし、2015年の夏休みシーズンは一般チケット販売に先行して、特別に抽選販売が実施されます(関連記事)。7月分は5月25日、8月分は6月25日にインターネット&電話で申し込みの受付が開始されます。

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三鷹の森ジブリ美術館にはネコバスやロボット兵もいます

青柳美帆子

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