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12月31日に食べるのは年越しそば、じゃあ6月30日は? 答え:夏越(なごし)ごはん

ごはんを食べて、1年の後半も元気に過ごしましょう。ご利益あるかも?

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 一年の最終日である12月31日に、今年一年の災厄を断ち切るという意味で食べるのが「年越しそば」。それならば1年の前半が終わる6月30日にも新たな行事食を……ということで、6月1日、公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構が「夏越(なごし)ごはん」を提唱しました。


夏越(なごし)ごはん

残り半年間、無病息災を祈るごはん

 古来より全国の神社では、6月最終日に、半年間の罪やけがれをはらい、残り半年の無病息災を祈る神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」を行っています。夏越の祓では、神社の鳥居の下や、配電の前に茅やわらで作った大きな輪を設けて、宮司に続き一般参拝者がくぐる「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行います。

 夏越ごはんは、この夏越の祓の神事に合わせた行事食として、米穀安定供給確保支援機構が提案するもの。アワや豆が入った雑穀ごはんや小豆ごはんの上に、茅の輪をイメージし、旬の夏野菜を使った丸いかき揚げを載せて、生姜とレモンを効かせた大根おろしのたれをかけて食べます。


夏越ごはんの概要

 2015年は都内の神社34社で、夏越ごはんのレシピと雑穀米を配布し、家庭でも食べられるようにするとのこと。東京・赤坂にある赤坂氷川神社では、6月30日午後5時から、夏越の祓の神事に参列した人の中から先着で、夏越ごはんをふるまいます。


ラムラチェーンの関東近郊64店舗で提供する夏越ごはん。最後に付属のお茶をかけると天茶としても楽しめる

 また、夏越ごはんを食べてみたい! という人向けに、赤坂氷川神社周辺エリアの飲食店10店と、ラムラが展開する「土風炉」「鳥元」など64店舗では、それぞれ工夫を凝らした夏越ごはんを提供。こちらは6月15〜30日の期間限定となります。

 もうすぐ2015年も半分折り返し。夏越ごはんの御利益にあやかって、残り半分も元気に過ごしたいですね。


赤坂氷川神社周辺エリアの10店舗では期間限定で夏越ごはんを提供

都内の神社34社では、夏越ごはんのレシピと雑穀米をご神饌として配布する

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