ママについて崖を登るイタチの子がぞろぞろ……ぼて ぞろぞろぞろ……ぼて……

おはようからおやすみまで暮らしを見つめるイタチママ。

[姫野ケイ，ねとらぼ]

　ママイタチを追いかけて一斉に崖を登ろうとするイタチの子どもたち。垂直の壁を登るのは難しいようで、何匹もバラバラと落下していきます。

お、落ちる?！

　それでもめげずに必死に登っていくイタチの子どもたち。

　ママイタチはすでに崖の向こうの森にいます。ようやく全員崖を登り切ってひと安心と思ったところ、まだ取り残されてしまっている子が！　なんとか登り切って頂上へ着いたものの、ママや兄弟たちはどこにもいません。キィキィと不安そうな声をあげる子イタチさん。

「ママ？　みんな？　どこ？」

　このままはぐれてしまうのかと思ったところに現われたのはママイタチ。「ほら、こっちよ」と言っているかのように、子イタチの首根っこをくわえて崖の下へ引きずり下ろしました。イタチの世界でも、母は強いようですね。

（姫野ケイ）