「DontJudgeChallenge」“変身”する自撮り動画が海外で流行 「ステレオタイプ強める」との批判も
「外見で判断しないで」と呼びかけていますが、「美に関するステレオタイプを強めるだけ」といった批判も。
「#DontJudgeChallenge」(外見で判断しないで)――そんなハッシュタグが最近、海外で流行しています。
このハッシュタグは週末ごろから盛り上がっており、「body shaming」(人の外見についてけなすこと)に反対するメッセージが込められているようです。人々はこのタグとともに自撮りの動画を投稿しています。動画は、眉毛をつなげたり、歯を黒く塗ったりするメイクをした姿で登場し、一瞬で普段の自分に変わる、というパターンになっています。
このタグが何をきっかけに始まったのかははっきりとは分かっていませんが、ファッションブロガーのEm FordさんがYouTubeで公開した動画が発端なのではないかとみられています。Fordさんは、ノーメイクの写真をSNSで公開したところ、「醜い」などのコメントを書かれたとして、そのコメントをまとめた動画を投稿。1000万回近く再生されるほど話題となりました。
TwitterやInstagramでは多くの若者による「#DontJudgeChallenge」の投稿が見られ、盛り上がっているようですが、一方では物議を醸しています。投稿では、ニキビや歯列矯正、メガネなどよくbody shamingの標的にされる特徴をメイクし、それが消える様子を見せています。「美に関するステレオタイプを強めるだけ」「外見的な特徴を笑いものにしている」と批判する声も上がっています。
「#DontJudgeChallenge」の代わりに「#BeautyInAllChallenge」(美はすべてにある)というハッシュタグを使う人々も出てきています。このハッシュタグは、「鼻が大きいと言われるけど自分では気に入ってる」など、人から見れば欠点と思われるかもしれない自分の特徴をほめるコメントとともに投稿されています。
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