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おふろcafe utataneが期間限定でタトゥーありでも入浴可に 外国の文化背景や若者のファッションを考慮

1カ月間限定で試験導入。

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 埼玉県さいたま市にある「おふろcafe utatane」(関連記事)が、8月1日〜31日の1カ月間限定で、カバーシールでタトゥーを覆うことができる人に限り、入浴を含む施設内サービスを提供することを決定しました。

 タトゥーを覆うカバーシールは12.8×18.2センチ(B6ブックマガジン程度の大きさ)。おふろcafe utataneにて1枚200円で販売します。

 最近ではファッション感覚でタトゥー(刺青)を施すスポーツ選手やバンドマンが見受けられ、一般の若者でも抵抗を示さず、タトゥーを入れている人も増えています。しかし銭湯や温泉施設などでは、タトゥーがある人の入浴を禁止している所が多く、観光で日本にやって来たタトゥーのある外国人が入浴を断られたといった話も聞きます。

 おふろcafe utataneを運営する温泉道場は試験運用に至った経緯について、「平成以降に生まれた若い世代にとっては『ファッション』として受け入れられる社会通年が醸成されつつあります」と、若者世代においてタトゥーがファッション化していることを指摘。また「文化風土としてタトゥー(刺青)を施す外国人旅行客への対応を政府が検討し始めており、最近では観光庁が外国人観光客への対応を検討するために宿泊施設や温泉施設を対象にした実態調査を実施しています」と、外国人観光客への対応としての面も狙っているようです。

 「今回の試験運用を通じて、当施設をご利用いただいたことのない多くのお客様にも日本のおふろ文化を楽しんでいただけるよう取組んでまいります」とのこと。試験運用がどのような結果になるのか、注目したいところです。


おふろcafe utatane

姫野ケイ

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