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政治家が削除したツイートを公開する「Politwoops」、Twitterから停止される
30カ国で運営していた「Politwoops」が、TwitterからAPIアクセスを遮断されました。
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政治家がツイートを削除すると検知して、消されたツイートを公開するサービス「Politwoops」がすべての国で遮断されたと、運営元のOpen State Foundation(OSF)が明らかにしました。
OSFはオープンな政府のデータの活用や透明性を推進する非営利団体。外交官や議員のTwitterアカウントを自動で監視し、削除されたツイートをWebに表示する「Diplotwoops」「Politwoops」を運営していました。米国版のPolitwoopsは5月にTwitterからAPIアクセスを遮断され、停止していましたが、Politwoopsの運営は30カ国で続いていました。
しかし8月21日にTwitterからOSFに、Diplotwoopsと残る全てのPolitwoopsへのAPIアクセスを遮断したとの連絡がありました。Twitterは「ツイートが変更不可能で取り消せなかったら、どんなにいら立たしいか――恐ろしくさえある――想像してみてください」「ツイートの削除は、ユーザーの意見の表明です」と述べているとのこと。
Politwoopsは世界各地のジャーナリストが利用してきたとOSF。「選挙で選ばれた政治家が公に発言したことは公的記録です。ツイートが消されても、それは議会の歴史の一部です」「政治家が公の場で発言したことは誰でも閲覧できるべき」と同団体のディレクターArjan El Fassedさんは語っています。
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