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劇場アニメ「虐殺器官」公開延期 制作会社マングローブの自己破産申請が影響

12月4日に公開を予定していた「ハーモニー」の公開が繰り上がり、「虐殺器官」が予定していた11月13日に公開される。

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 11月13日に予定していた伊藤計劃(けいかく)著「虐殺器官」劇場アニメ版の公開が延期されることが分かった。「Project Itoh」の公式サイトおよびTwitterの公式アカウント(@PJ_Itoh)が明らかにしたもの。

虐殺器官

 延期の理由は「制作体制見直しの為」としているが、アニメ制作を担当していたマングローブが10月1日に自己破産申請の準備に入っており、その影響とみられる(関連記事)。

 「公開を延期させて頂く事となりました。本作を心待ちにして下さった皆様、心よりお詫び申し上げます」とファンへの謝罪も。なお、チケット払い戻し方法等については後日公式サイトで告知するとしている。

 また、「虐殺器官」の延期に伴い、12月4日に公開を予定していた「ハーモニー」の公開が繰り上がり、11月13日より公開とするとも告知された。

虐殺器官

 伊藤さんは、2007年6月にオリジナル長編小説「虐殺器官」でデビュー。日本SF大賞を受賞した「ハーモニー」を遺して2009年3月に34歳の若さで亡くなった。「虐殺器官」「ハーモニー」と伊藤さんが遺した序文を作家・円城塔さんが書き継いで完成させた「屍者の帝国」の3作品を劇場アニメ化する「Project Itoh」が進められており、10月2日から「屍者の帝国」を皮切りに3カ月連続で公開されることになっていた。



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