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早めに豪雪や猛烈な風への備えを

早めに対策しておきましょう。

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図でわかる24日から25日にかけての降雪量

寒波の影響が出始めるのは23日夜から。全国で次第に風が強まり、局地的に猛烈な風。24日は北陸で豪雪に、西日本は平野部も大雪の恐れ。北海道と九州が同程度の寒さに。

予想される風、雪、波 どんな危険性があるのか

予想されている風の強さは(沖縄・九州から東北にかけての広範囲)

 最大瞬間風速30〜35メートルです。看板が落下したり、道路標識が傾いたり、細い木の幹が折れたりするほどで、通常の速度で車を運転するのは困難です。

※この風に雪を伴うため、猛吹雪となり、見通しが悪くなる恐れがあります。

予想されている降雪量(沖縄・九州から東北にかけての広範囲)

 24日(日)の午前6時まで多い所は40センチ、その後25日(月)の午前6時まで更に多い所は80センチ。つまり、日曜日から月曜日の二日間で降雪量が1メートル以上という豪雪になる所もあるでしょう。一気に積雪が増える恐れがあります。

予想されている波の高さは(沖縄・九州から東北にかけての広範囲)

 6〜7メートルです。白波が岸壁に打ち付ける様子に恐怖を感じるほどでしょう。高波の影響で波しぶきが護岸設備を越えて海沿いの道路に押し寄せ、道路が浸水して、通行が危険な状態になることがあります。通行止めや速度規制の情報など交通情報を確認し、安全に行動できるうちに避難(移動)をしましょう。


図でわかる24日にかけて予想される風と波

猛烈な風になる前にしておくことは(寒い時期ならではのことも)

  • 猛烈な風で電柱が倒れたり、電線が切れて(夜間に)停電になったりすることもあるため、懐中電灯を用意し、既に用意している場合は、ちゃんと点灯するか確認しておきましょう。
  • 暖をとれるものを用意しておきましょう(停電になると暖房や電気ストーブやコタツが使用できなります)。
  • ベランダや庭など屋外に置かれた飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり留めて固定するか、室内にしまうようにしましょう。
  • 強風で飛んできたもので窓ガラスにヒビが入り、割れる恐れがあるため、雨戸を閉めましょう。ガラス窓にガムテープをはると、かなりの風圧に耐えられるようになります。念のため、カーテンも閉めておけば、ガラスが割れた時、破片が飛び散るのを防いでくれます。
  • 車庫、物置、犬小屋などはしっかり固定されているか確認しましょう。
  • 商店などでは看板が飛ばされたり自動販売機が倒れたりしないか点検しましょう。

※このような備えは風が強くなる前から早め早めに済ませましょう。荒天の中で家を点検していては、かえってケガをする恐れがあります。

雪に慣れていない地域で積もった後に注意すべきことは

時間に余裕を持って行動&履き慣れた靴や滑りにくい靴にしましょう。

 雪道に慣れていない方は、いつも以上に足元に注意してゆっくり慎重に歩きましょう。時間に余裕を持って行動してください。ビジネスシューズなど裏がツルツルの革靴、ヒールの高い靴は雪道を歩くには危険です。裏に溝がついている運動靴、登山用の靴などがおススメです。

歩き方のポイント、転倒しないための対策を覚えておきましょう。

 歩幅を小さくして、足の裏全体に体重をかけて地面につけるようにして歩きましょう。急がず、ゆっくり、慎重に。転倒防止のために手袋をして両手をあけておきましょう。両手をあけるためにリュックや肩掛けカバンなどが良さそうです。

特に注意すべき場所を知っておきましょう。

 歩道橋の上や橋の上、横断歩道(特に白線部分)、地下への出入口や商業施設や会社など建物への出入口バスやタクシーの乗降場所などです。

雪がやんだ後も歩きやすい道を選びましょう。

 大きな幹線道路の雪が融けるのは比較的早いですが、路肩や路地裏、歩道、日陰になっている所は完全に融けるまでに時間がかかります。出来る限り歩きやすい道を選びましょう。

自分の行動範囲の情報を確認しましょう。

 自宅周辺と外出先では雪の降り方、積雪の状況が異なる場合があります。自分の行動範囲の気象情報や交通情報をこまめに確認しましょう。

除雪の際の注意すべきことは

 どんどん雪が積もるため、除雪作業を急ぐ方もいらっしゃると思いますが、暴風が吹き荒れる中で、特に屋根の上での除雪作業は危険です。風にあおられてバランスを崩したり、足を踏み外す恐れがあります。

  • 一人で作業をせず、なるべく家族や近所の方々と声をかけあって行いましょう。
  • 屋根の雪下ろしは、命綱やヘルメットをつけて、ハシゴはしっかり固定しましょう。
  • 軒下の場合は、屋根から落ちてくる雪に注意しましょう。

 厳しい寒さの中での除雪作業は予想以上に体力を奪われます。決して無理をせず、適度に休憩をましょう。腰や腕を痛めないようにお気を付けください。

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