杉並区議、「保育園落ちた日本死ね」は“便所の落書き”とブログに書き込み物議

解消しない待機児童問題に触れた匿名ブログの投稿「保育園落ちた日本死ね」は暴言。「『死ね』というほど日本が嫌なら、日本に住まなければ良い」などとつづって批判の声があがっている。

[ねとらぼ]

匿名ブログに投稿された「保育園落ちた日本死ね」（編集部が画像を処理しています）

　東京都杉並区の田中ゆうたろう区議が、「保育園落ちた日本死ね」と題して投稿された匿名ブログについて、「便所の落書き」「『死ね』というほど日本が嫌なら、日本に住まなければ良い」などと自身のブログに書き込み批判の声があがっている。

　匿名ブログはなかなか解消しない待機児童の問題を指摘する内容で、ネットでは共感する声が相次ぎ、ついには国会で取り上げられるまでに話題となった。田中区議は3月13日の「震災犠牲者に恥じない日本を」と題したエントリーで、東日本大震災の犠牲者を引き合いに出し、「日本死ね」は暴言であり、「そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り回される愚かな政治家があとをたちません」とつづっている。

　田中区議は2013年に認可保育所に入れなかった母親たちが杉並区役所前で抗議の声を上げ、異議申し立てをした件でも「子育てを社会に押し付けるな」などとブログに書き込み物議をかもしている。