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約700羽のウサギが住む瀬戸内海の「ウサギ島」で観光Wi-Fi試験を実施

増加する外国人観光客に向けて。

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 「ウサギ島」とも呼ばれる瀬戸内海の大久野島(広島県)で、観光Wi-Fi試験が実施されました。

 試験は広島県竹原市から沖合い最大4キロに無線を飛ばし、島内にWi-Fiエリアを設けるというもの。日本電業工作、エフォートシステム、カワミツ産業が実施し、大久野島休暇村前に設置したアクセスポイントから敷地内のエリアと休暇村1階ロビー内をWi-Fiエリア化。海上の伝送では簡易中継試験で17Mbps以上が確認されています。


ウサギ島でWiFi試験 観光Wi-Fi試験

 大久野島は約700羽もの野生のウサギが生息している国立公園。「ウサギ島」の別名でも知られています。ウサギとふれあい、「ウサギまみれ」になれることで話題の観光地です(関連記事)。最近は海外からの観光客が増加しているため、本土からの基幹回線の増加やWi-Fiの提供が必要とされていました。



 ウサギがここまで増えた理由にはいくつかの説がありますが、1971年に地元の小学校で飼っていた8匹のうさぎを放ったのがきっかけと言われています。



 大久野島は1929年、秘密裏に毒ガス工場が建設され、一時期は「地図から消された島」でした。当時の製造工程では多くの人が被毒するなど、悲しい歴史を持っています。そういった過去は島内の「大久野島毒ガス資料館」でも紹介されています。

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