連日満席のゲームバー「グリュック」でたらふく食べてたらふく遊んできた:ゲーマー視点で徹底レビュー(1/2 ページ)
シアトルやトロントまで行かずとも“大人カップル”や“ファッショナブルな女性”が集うゲームバーは日本にもあります。今宵お誘いするのは飯田橋で連日満席の人気店。
今ボードゲーマーが一番行きたい(けれどなかなか入れない)ゲームバー
このところ、「仲間で仕事帰りや休日のひとときをボードゲームで楽しみたい」という大人が増えていると聞きます。親しい仲間で仕事帰りに「一杯どう?」という代わりに「一卓どう?」というノリです。昭和の時代に「一卓どう?」と聞かれたら「ジャラジャラ」となりますが、今では「コロコロ」という人も増えて個人的にはうれしい限りであります。
仕事帰りや休日のひとときを仲間とボードゲームで楽しむときに利用してみたいのが、最近増えている「ゲームカフェ」「ゲームバー」です。濃いメンバーでボードゲームに没頭できるゲームショップのプレイスペースも楽しいですが、飲み物や食事を楽しみながら“堂々と”(ここけっこう重要)ボードゲームを広げて「ゆったりと落ち着いて楽しめる」ゲームバーで最近話題なのが、東京・飯田橋にある「グリュック」です。1月27日のプレオープンから連日満席状態で開店前には行列ができるほど。
「最近ボードゲームに興味を持ち始めたけれどゲームカフェってどんなところなのかな?」という未経験者から「イエサブ(ゲームショップ「イエローサブマリン」)のプレイスペースと何が違うの?」というベテランさんまで、ボードゲームが好きな皆さんのために「ボードゲームで楽しむスペース」という視点で「グリュックの使い勝手」を紹介しましょう。
アクセスと営業時間
東京メトロ飯田橋駅A4出口から地上に出て徒歩で5分、途中で角(大阪王将が目印)を一度右に曲がるだけでグリュックが2階に入っている建物にたどり着きます。アクセスは良好で気軽に行けます。営業時間は18時から24時(ラストオーダー23時30分)。定休日は火曜日です(例外あり)。
プレオープンから連日満席で、入れないときも少なからずありますが、グリュックのツイッターアカウント(@gamebarGlueck)では、空き席状況をリアルタイムで発信しているので、たとえ満席でも、大阪王将や向かいにあるワインバーで時間をつぶして、空き席ができるのをツイッターでチェックしていれば、入れる確率は高くなるでしょう。
利用料金
グリュックではドリンクメニューやフードメニュー、そして、席のチャージを店内で使える専用コインで支払います。
来店した利用客は、最初にこの専用コインを購入します。金額によって購入できる枚数が異なり、最小購入金額の300円で1枚、1400円で5枚、2700円で10枚、3500円で14枚、5500円で22枚、8000円で33枚となります(全て税込価格)。なお、専用コインの購入はグループ単位でできますが、チャージ料(専用コイン2枚)と90分ごとのドリンク注文、または、専用コイン2枚の追加チャージは1人当たりで支払います。なお、3月時点でクレジットカードの扱いも始まりました。
テーブルの数とサイズ
店内の標準レイアウトは、4人掛けソファー席テーブルが2カ所に4人掛けテーブルが1カ所、2人掛けが1カ所、それに加えてカウンター席が5人分用意されています。収容人数としては20人前後といったところでしょうか。なお、店内は全席禁煙です。
2つある4〜6人掛けテーブルのサイズは120×75センチあります。白木の頑丈な1枚板のテーブルです。4人掛けテーブルと2人掛けテーブルは45×45センチのミニテーブルを組み合わせて用意しており、利用者のリクエストと店内の混み具合によっては、1カ所にまとめて大人数用テーブルとして利用することも可能です。
カウンター席でもボードゲームを広げることができます。5人掛けカウンターのサイズは幅が約3メートルで奥行きは約62センチ。1人当たり60×60センチのスペースを確保できます。満席状態が多いグリュックですが、カウンター席は空く機会が多いので、2人組には狙い目です。
これは経験談ですが、意外にも横に並んで座るカウンター席は2人用対戦ボードゲームに最適なのです。それぞれの陣営を左右に配置すれば横並びに座っても問題ありませんし、なにより、お互いの距離が近く、相手の声がよく聞こえるのもメリットです。
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