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史上最高にドキドキな米大統領選! セレブたちはどの候補者を支持?

レディー・ガガやジョニー・デップ、マイク・タイソンなどさまざまな有名人が各候補者への支持を表明。

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 11月8日に予定されているアメリカ合衆国大統領選挙。セレブたちがそれぞれの候補者への支持表明をはっきりと行うところまで含め、エンターテインメントとして成り立っています。理知的な主張、ド派手なパフォーマンス、過激な不支持表明など、セレブたちの動向を追ってみましょう。

2016年米大統領選
11月に迫る米大統領選(画像はヒラリー・クリントンのInstagramより)

 現在の候補者は民主党ヒラリー・クリントン、無所属バーニー・サンダース、そして共和党のドナルド・トランプの3人。民主党統一候補の座を争うクリントンとサンダースは、指名獲得に必要な代議員数を確保したクリントンがすでに勝利宣言。サンダースの逆転は困難とみられますが、今でも一部からは熱狂的な支持を得ています。

 一方、クリントンとの一騎打ちが予想される共和党のトランプは、過激な発言で話題。元大統領のブッシュ親子や下院議員が不支持を表明するなど、いまだ「トランプ降ろし」の可能性は消えていないとの見方もあります。

 そんな中、セレブたちの支持が最も目立つのはクリントン。歌手のレディー・ガガは、6月7日に自身のInstagramで星条旗柄の水着を身に付けクリントンへの投票をアピール。「強い女性を抑えるものは何もない。アメリカ初の女性大統領に投票しましょう。腰を振りまくって踊るのよアメリカ、この国にはちょっぴりロックンロールが必要」とのコメントを添えています。

ヒラリー・クリントンを支持するレディー・ガガ
レディー・ガガのロックな支持表明(画像はレディー・ガガのInstagramより)

 クリントンの立候補初期から支持を表明していた女優のクロエ・モレッツは、7日の予備選に際し、Instagramにクリントンとの2ショット、自身の母親を加えた3ショットなどを投稿。母親との3ショットには「私にとって最も強い女性である母とこの素晴らしい瞬間を分かち合えてとても幸せ。写真のなかで私に影響を与えた2人の女性と一緒に立っていること、誇りに思います。さあ、火曜日(予備選の日)がやってくるよ!」とコメントしました。

クリントン、クロエ・モレッツと母親
クロエ・モレッツと母親、ヒラリー・クリントンとの1枚(画像はクロエ・モレッツのInstagramより)

 歌手のケイティ・ペリーもInstagramでクリントン夫妻との1枚を投稿。胸にはヒラリーの頭文字である「H」のブローチを付け、「自分自身に向けたボイスメッセージに従い、アイオワとニューヨークでヒラリー・クリントンへの支持を表明するために身に付けた」とコメントしています。

 米テレビシリーズ「Girls」で知られる女優のレナ・ダナムは、クリントンの熱狂的な支持者で、公式Instagramも担当するほど。指名を確実としたのちには、自身のInstagramで「うれし涙が出ちゃう。私の子どもたちに“かつては一度も女性が大統領になったことがなかった”と教えてあげるのが待ちきれない。この比類なき有能な人物をあらゆる面においてホワイトハウスでサポートするのが待ちきれない」と同候補者の画像を投稿しています。


 そのほか、ビヨンセやレオナルド・ディカプリオもクリントンの選挙資金集めパーティーなどで目撃されています。アメリカの人気トーク番組「The Ellen DeGeneres Show」にクリントンが出演した際には、ビヨンセの最新作「レモネード」をほめる場面も。「ビヨンセとディカプリオのどちらかから副大統領候補を選ぶなら?」という質問にはビヨンセを選んでいました。

 この一方、ハリウッド随一の知性派といわれる女優スーザン・サランドンは、サンダースを応援。政治番組をネット配信する米The Young Turksのインタビューで「クリントンの方がトランプより危険。イラクから何も学んでないし、彼女は介入主義者」とクリントンを痛烈に批判しています。

The Young Turksのインタビューに答えるスーザン・サランドン

 過激な発言を繰り返すトランプへの支持を表明するセレブも。例えば、歌手で俳優のアーロン・カーターは、Twitter上でトランプへ投票することを示し、彼を支持しない人たちから批判を受けました。

 また、元世界ベビー級王者マイク・タイソンや、バスケットボール選手のデニス・ロッドマンもトランプ支持派。タイソンが、インターネット放送「HuffPost Live」でトランプ支持を表明した際には、トランプがTwitterですぐに「ありがとう、アイアン・マイク」と謝辞を述べています。

 大統領に当選したあかつきにはイスラム教徒を入国禁止にすると述べたトランプを、タイソンは自身もイスラム教徒であるにも関わらず支持。6月3日に74歳で亡くなった元世界ヘビー級王者の故・モハメド・アリ(関連記事)は、「私はイスラム教徒。パリで無実な人を殺害するようなイスラム教は、サンバーナーディーノにも、世界のどこにもいません。真のイスラム教徒なら、ジハーディストと呼ばれる人による冷酷な暴力はイスラム教の教義に相反していると知っている」と声明を出し、政治的リーダーはその立場を利用してイスラム教の真の姿への理解が深まるよう取り組むべきだ、と述べていました。

 これに対しトランプは無言を貫きましたが、アリの訃報を受け、ツイッターで「モハメド・アリが74歳で亡くなった! 本当に偉大なチャンピオンで、素晴らしい男だった。誰もが彼を悼むだろう!」と追悼しています。

 トランプに対しては辛辣(しんらつ)な批判も多く、ジョニー・デップは「もしドナルド・トランプがアメリカの大統領に選ばれたら、歴史的におもしろいことになるだろう。僕たちはアメリカ最後の大統領を見ることになるから」と発言。アメリカのコメディー動画サイト「Funny or Die」でトランプを風刺的に演じ、話題になりました。

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 日本への影響も少なくない米大統領選、まだまだ盛り上がりそうです。


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