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怪獣は恋人にしません! 「ウルトラマン」ヒロイン・桜井浩子が50年の歴史を振り返る

スカパー!でのウルトラマンシリーズ全作品第1話一挙放送を記念した会見で。

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 2016年7月でウルトラマンシリーズ放送開始50周年になるのを記念し、初代「ウルトラマン」から2015年に放送された「ウルトラマンX」までの全20作品の第1話がBSスカパー!にて一挙放送されることに。これに先立ち6月30日、「ウルトラマン」で科学特捜隊の紅一点、フジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子さんが取材に応じ、放送開始当時の思い出などを語りました。

「ウルトラマン」初代ヒロイン・桜井浩子さんと怪獣4体が勢ぞろい
初代ヒロイン・桜井浩子さんと怪獣4体が勢ぞろい

 桜井さんは「(「ウルトラQ」の江戸川由利子役と合わせて)人生の中のたった2年半くらい演じただけなのに、それ以後女優として、人間としての私を生かしていただいたというのは、人生やってみないとわからないなあ」と感慨深げ。

 「ウルトラマン」放送開始時の様子を聞かれると、「役作りというよりも、フジ・アキコというキャラクターを作るにための形作りという印象でした。カラー作品になるということで、口紅やファンデーションの色など細かく決められていって、『私は女優じゃなくマネキン人形か?』と思うこともありました」とカラーテレビ黎明期ならではの苦労も。

桜井浩子さん
桜井さん「私は単に出てただけ。ここまで続いたのはスタッフや皆さんの努力のおかげ」

 「外国へ行くとびっくりするくらい、フジ・アキコのことを知ってくれているんです。このあとシカゴでのイベントにも呼ばれているんですが、50年たってもそういうのに呼ばれるということにウルトラマンのすごさを感じますね」と桜井さん。

 会見の途中からはメフィラス星人、ベムラー、EXレッドキング、ガンQらウルトラ怪獣が登場。「4体のうち恋人にしたい怪獣は?」と質問を向けると「怪獣は恋人にしません! 科特隊本部には4体の珍獣がいましたから(笑)」ときっぱり。一方で、フジ隊員はメフィラス星人により巨大化させられ、怪獣図鑑に載ってしまったという経歴も。それについて桜井さんは「当時女子は私しかいなかったので、私を使ってスタッフの皆さんがいろいろと試していたんです。私自身にとってはいい迷惑でした(笑)」。

 一挙放送は7月8日深夜0時30分から2日間に分けてオンエア。初日は昭和篇として「ウルトラマン」から「ウルトラマン80」までの8本。9日正午からは平成篇として「ウルトラマンティガ」から「ウルトラマンX」までの12本を放送。放送チャンネルはBSスカパー!(BS241・プレミアムサービス585)。また、7月10日には杉並公会堂で行われる50年記念スペシャルイベントの模様が、16時30分からTBSチャンネル1(スカパー!CS296)で生中継される予定。


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