米フロリダ州クリアウォーター市で6年間活躍した警察犬「メジャー」の安楽死によせて、パートナーだった警察官がお別れの手紙を書きました。
メジャーは2009年からの6年間、パートナーのマイケルさんと共に街の治安維持に貢献しました。しかし2014年に体調の悪化を理由に警察犬を引退。引退後はマイケルさんの家で大切に育てられていました。訓練所時代から合わせて9年間共に過ごしてきたというマイケルさんは、メジャーが死ぬ当日、警察署のFacebookにお別れの手紙を公開。手紙では初めてメジャーに会ったときから、近年の家族とのふれあいまでがユーモアを交えつつ回想され、長年連れ立った相棒への愛情が伝わってくる内容に5800を超えるシェアが集まっています。
メジャーが初対面では小さくて臆病そうに見えたというマイケルさん。しかしその第一印象は間違いで、メジャーは誰よりも忠誠心があり勇敢だったそうです。メジャーはパワフルな犬で、手紙では合同訓練で車に乗り合わせた屈強なSWAT隊員たちが下車するなり「その犬はクレイジーだ!」と、建物の隅まで逃げていったエピソードが冗談交じりに紹介されています。マイケルさんはメジャーが「クレイジー」ではなく、隊員たちが無事家に帰れるよう真剣に仕事をしていたのだと説明しています。
晩年はマイケルさんの家で飼い犬として過ごしたメジャーですが、警察犬としての使命感がなかなか抜けず、引退生活に慣れるのは大変だったようです。マイケルさんは、仕事に出かけようとすると「自分も行くぞ」とばかりにドアに駆け寄ってくるメジャーに「なんで引退させたか理解できないのは分かるけど、君を愛していたからだぜ相棒。体調を悪化させず、良い引退生活を送ってほしかったんだ」と手紙で語りかけています。手紙は最後に「僕の仕事中も妻や子どもたちを守ってくれてありがとう」「天国に行ったら警察官を探して、自分が警察犬だと申し出てくれ。また会おう……」と締めくくられています。
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