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アルゼンチンのブエノスアイレスで活躍していた丸ノ内線旧500形車両が約20年ぶりに日本へ里帰りすることになった。
500形車両は、1957年から製造された車両で、赤いボディーにサインカーブを施したデザインが特徴で40年近く丸ノ内線の顔として親しまれてきた。今回里帰りする車両は1996年にアルゼンチンに渡っていた。
東京メトロによると、既に500形車両は7月11日に横浜港大黒ふ頭に到着しており、順次中野車両基地に搬入されるとのこと。海外で役目を終えて日本に里帰りすることになった車両は初めての事例となる。
今後、中野車両基地などで車体の補修を行い、鉄道技術発展に貢献した車両として保存し教育に役立てたり、各種イベントで活用していく予定。
東京メトロによると、役目を終えた車両は基本的に解体されるが、国内の地方鉄道や国外の鉄道事業者に譲渡され、新天地で改修されたものも多いという。過去、茨城県日立市を走っていた日立電鉄や千葉県銚子市を走る銚子電鉄で、銀座線を走っていた2000形車両を使用していたこともあり、長野電鉄では、かつて日比谷線を走っていた3000系が現在も現役で活躍している。また、アルゼンチンのほかにも海外への譲渡の事例として、インドネシアのジャカルタでは東西線5000系・05系や千代田線6000系、有楽町線7000系などが渡り現地で活躍している。
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