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ダリの顔がアルミ合金の能面に! 「能」をテクノロジーで拡張する「テク能プロジェクト」始動、第1弾は「ダリ能」

第1弾としてダリを演じる新作能「ダリ能」を、展覧会「ダリ展」に合わせて披露。

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 電通は8月25日、伝統芸能「能」の可能性を先端テクノロジーで拡張する「テク能プロジェクト」を立ち上げました。第1弾として国立新美術館の「ダリ展」に合わせ、アルミ合金を削り出してつくった“ダリの能面”を用いて新作能「ダリ能」を上演します。

テク能プロジェクト 「テク能プロジェクト」ロゴ

 「テク能プロジェクト」は、日本古来から続く能に多用なテクノロジーを組み合わせることで、伝統芸能としての新たな展開や、現代社会における活用法を探る取り組み。9月13日には「ダリ展」開会式で、画家のサルバドール・ダリが能の世界を通じて降りてくるという新作能を演能団体「銕仙会(てっせんかい)」が演じます。

テク能プロジェクトテク能プロジェクト サルバドール・ダリ(「ダリ展」公式図録より)と、約5年前に大槇精機が削り出したアルミ合金のヘルメット(大槇精機公式Facebookより)。どんな能面に……!?

 アルミ合金のダリの能面は、埼玉県の精密機械加工企業・大槇精機(だいしんせいき)が高精度の金属削り出し技法をもって制作。ダリの顔を、あの逆立ったヒゲまでそっくりに再現するそうです。さらにはLEDスクリーンに、クリエイティブ集団「ライゾマティクスアーキテクチャー」の齋藤精一さんによる映像演出も映し出されるとのこと。これぞまさに“テク能”!

 「ダリ展」開会式に出席できるのは残念ながら招待者のみ。プロジェクトでは今後舞台観覧だけではなく、企業のテレビCMや動画コンテンツ、プレゼンテーションなど多くの分野で“テク能”に取り組んでいく予定です。

黒木貴啓


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