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無限ループって怖くね? 「歩いても歩いても前に進まない」動画が不思議

納得のネタばらし動画も公開。

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 ニコニコ動画に投稿された「歩いても歩いても前に進まない」動画が注目を集めています。文字通り、撮影者らしき人物がいくら歩いても、全然前に進みません。不思議!

 動画は一人称視点で進行。カメラが地面を写し、8秒ほど進んでからアングルを正面に移すと、目の前の光景は歩く前と同じ。リピート再生が設定されているので、停止しない限り延々と前に進めない無間地獄が流れます。


前景 前には秋葉原らしき風景

足元 足元を見て何秒か歩いていくが……

ループ 前方に視線を移すと、前景は元のまま。スタンド攻撃でも受けたかのよう

 「無限ループって怖くね?」「(ディオのスタンドに翻弄された)ポルナレフ状態」と不思議がる声や、「俺の人生みたい」といった切ないコメントが寄せられたこの動画、いったいどんなカラクリになっているのでしょう。動画の投稿主は、ネタばらし動画も公開し、解説しています。

 実はこの動画、ビデオカメラで撮影したのではなく、3DCGソフト「Blender」で静止画を加工したもの。歩いている場面では、床だけが映っているのがトリックのキモです。作者はこの場面に手ブレのような効果を加えつつ、床のタイル縦3つ分を繰り返して表示。このため、まるで本当に延々と歩いているように錯覚させられていたわけです。だまされたあ!


ループブレ 作者は元動画に寄せられた指摘コメントに答える形で解説。床は繰り返し表示しているだけで、それをブレさせることで、歩いているかのように見せている

引き 分かりやすいよう、少し引いたアングルでの解説も。手前の床だけが、動く歩道のようにループしている

 そして定期的に前方の風景を映し、まるで進んでいないかのような状況を提示。動画の終盤では、固定された前景の下に床の画像がベルトコンベアーのように流れる構造を、分かりやすく図解しています。


構造図 全体を斜めから見た構造図

 街頭の雑音も編集で後付けしたもの。音や揺れといった情報のせいで、静止画が動画のように錯覚させられたわけで、人間の視覚は簡単にだまされるものと感心した次第です。


(沓澤真二)


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動画 | 撮影 | Blender | ニコニコ動画


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