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イギリスの非営利団体CTSIが偽物の充電器と中古電気機器を調査したところ、偽物のApple充電器の99%が安全テストに不合格し、最大で中古機器の3つに1つが規格に準拠していないことがわかりました。
同団体は、インターネットで売られている偽物のApple充電器を400個購入し調査したところ、397個が安全テストに不合格だったとしています。イギリス国内のみではなく世界中から取り寄せて調査しました。
中古機器の調査では、地域のリサイクルショップや古物商を対象に調査したところ、3019個の中古電気機器のうち15%が規格などに準拠していないものであることがわかりました。ロンドンではこの割合が27%に跳ね上がったとのこと。
CTSIの代表レオン・リバーモアさんは、テストされた中古品を買うこと、信頼できるサプライヤーの電気機器を買うことを勧め、「数ポンド高いかもしれないが、偽物や中古品は不明な点が多く家や命に損害を与える可能性がある」としています。
また消費者団体Citizens Adviceの代表ギリアン・ガイさんは、製品のロゴが本物かどうか、安全基準を満たしたことを表すマークが付いているかを確認するように勧めています。例えばヨーロッパ向けの製品では、安全基準が満たされた製品にはCEマークが記されています。Appleのサポートページでは、Lightningコネクタアクセサリの偽造品・模倣品を識別する方法を公開しているので、こうした情報も参考にしてみるとよさそうです。
日本でもインターネットなどからこうした偽物を購入できてしまうので、注意が必要ですね。
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