advertisement
発火・爆発事故が相次いだ「Galaxy Note7」(関連記事)について、サムスンが韓国本社にて記者会見を開催。公式サイトでもユーザーに謝罪を述べるとともに、発火原因となったバッテリーの問題点を発表している。
同社は第三者団体と協力して精査した、問題の原因を図解。同製品のバッテリーは2社が製造を担当していたが、どちらの製品にも異なる問題がみられた。1社が製造したバッテリーは設計の問題でケース内に必要十分なスペースがなく、そのせいで電極が湾曲していたという。
もう1社のバッテリーは製造上の欠陥を抱えており、溶接の不良で正負電極の接触に問題が発生していた。
サムスンは調査結果をふまえて、今後同様の問題を発生させないよう、安全対策の強化を発表。従来の耐久性試験やX線検査に加え、充放電試験や加速試験など8項目に渡る安全性チェックプロセスを定めている。
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 爆発問題のGalaxy Note7、アップデートで強制的に文鎮化 携帯端末として利用不可に
リコールされていない端末への対応。 - 発火事故のスマホ「Galaxy Note7」が爆弾として登場する改造ゲーム動画、サムスンの訴えで削除されるも異議申し立てで復活
「グランド・セフト・オートV」にMODと呼ばれる改造データを適用し、Galaxy Note7を爆弾として扱っていました。 - 国交省、サムスンのスマホ「Galaxy Note7」の機内持ち込みを全面禁止に 米国では機内持ち込みで刑事訴追される可能性も
電源を切った状態でも持ち込み禁止です。 - サムスン、アメリカで洗濯機をリコール 消費者から「破裂」報告
34モデル約280万台が対象。 - ポケットに入れたバッテリーが爆発する事故 激しく火花が散る様子が公開される
原因は鍵や小銭とのショート。金属と一緒に保管しないようにしましょう。