2018年公開予定の実写映画「いぬやしき」の主要キャストと主役2人のビジュアルが発表されました。初老のサラリーマンにして正義のサイボーグである犬屋敷壱郎役を演じるのは、16年ぶりの映画主演となる木梨憲武さん。大量殺人を繰り広げるサイボーグ高校生・獅子神皓役を演じるのは、若手俳優のホープ・佐藤健さんです。佐藤さんはこれが初の悪役。
原作は、大ヒット漫画「GANTZ」で知られる奥浩哉さんが、講談社「イブニング」で2014年から連載開始したSFアクション漫画で、既刊8巻、累計部数200万部を超える作品。老年を迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎と、高校生・獅子神皓の2人がある事故によりサイボーグとなり、強大な力を手に入れるところから始まる物語です。10月からはテレビアニメの放送も予定されています(関連記事)。
驚異的な能力により大量殺人を行う獅子神。その幼馴染・安堂直行役には本郷奏多さんが、獅子神に寄り添う女子高生・渡辺しおん役には二階堂ふみさんがキャスティングされています。
そのほか、父・壱郎をうとましく思う犬屋敷麻理役に三吉彩花さん、壱郎の息子・犬屋敷剛史役に福崎那由他さん、壱郎の妻・万理江役に濱田マリさん、獅子神の母・優子役に斉藤由貴さん、そして、映画オリジナルキャラクター・萩原刑事役には伊勢谷友介さんがキャスティングされており、物語を盛り上げます。
監督は実写映画「GANTZ」でメガホンをとった佐藤信介さん。「GANTZ」のスタッフが再結集し、CGやワイヤーアクションなどの技術を用いて、「いぬやしき」のサイボーグ戦が再現されることになります。
キャスト発表を受け、主役の木梨さんは「『パパ、“いぬやしき”やるの? やったほうがいいよ!』という原作ファンの僕の子どもたちからの後押しもあり、『やります!』と意気込んでやらせていただくことになりました」とコメント。
一方の佐藤さんは、初めての悪役であること、実年齢と大きくズレがある役であることについて「僕が演じてもいいのか」と葛藤したことを明かしつつ、「ここまでスケールが大きく、心惹かれるキャラクターを前に、俳優としてこの役を演じたいという気持ちを抑えることができませんでした」とコメントしています。
(五月アメボシ)
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関係各所との協議の結果、当初の予定通りに公開すると制作側が発表しました。