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警視庁は、現在拡散されている「ウイルス付メール」について注意を喚起しています。
メールの件名には「請求書」「請求書を添付」などを装う文章が。さらに本文はウイルスである添付書類(エクセルファイル)を開くように誘導する内容となっています。
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)では、同じく最近確認されたウイルス付メールの具体例を公開。同様の件名に加えて、「お世話になります」「確認よろしくお願いいたします」「月曜日に支払いして下さい」などと書かれた本文が確認されています。
ランダムな日本人名が書かれた署名付きのメールもあり、添付ファイル名は「請求書(完成届).xls」といったものから、英字のみ・数字のみ・英字&数字のランダムな文字列の「○○○.xls」などまで。
ウイルス付メールは多数配信が確認されており、上記の例以外でも添付ファイルの開封を促したり、リンク先のサイトの閲覧を促すような不審なメールには十分注意するよう呼びかけています。
なおJC3のサイト内では、これらのメールで感染するおそれのあるマルウェア(DreamBot・Gozi)の感染を検出するサイトを試験運用中。完全ではないものの、不正プログラムに感染していないかチェックすることができます。
その他、電気通信大学の情報基盤センターでも似たような「標的型攻撃メール」が確認されたとして、メール内容を公開。件名にはやはり「請求書」の文字があり、マクロが内蔵されたエクセルファイルを開くと自動でマルウェアをダウンロードして実行しようとするということです。
(宮原れい)
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17日から拡散が多数確認されているとのこと。