駄菓子「まけんグミ」を美少女に擬人化して同人誌を販売するという暴挙が話題となった杉本屋製菓(関連記事)。今度はその美少女たちをシール化するプロジェクトを、クラウドファンディングサイト「Makuake」で開始しました。“製菓”の法則が、乱れる。
杉本屋製菓は創業102年目という老舗企業ながら、2016年にロングセラーの「まけんグミ」を大正ロマン風の美少女キャラ「魔剣戦士」に擬人化。そのキャラを用いた“薄い本”をコミックマーケット90で販売し、“まけん”の名に恥じぬ攻めっぷりを見せました。
今回のプロジェクトは、魔剣戦士を使ってビックリマンシールのような48ミリ平方のシールを展開しようという企画。キャラデザイン担当は「ビックリマン2000」でキャラ原案を手掛けたエサカマサミさん。すでにグーをモチーフにしたキャラ「魔剣戦士アサギ」のデザインが公開されており、収集欲がそそられる本格的な仕上がりとなっています。
目標金額125万円に達した場合、「魔剣戦士アサギ」編としてキャラシールを6種類、5ページのオリジナル漫画、設定資料集を制作。さらに資金が多く集まれば、「チョキのアカネ」編、「パーのアヤメ」編と段階的に展開する予定です。リターンにはシールの現物だけでなく、自分たちでキャラを考案できる権利も。もう世界観が広がりすぎて「まけんグミ」がなんだったかわかりませんが、楽しそうだから良し!
事前にシールコレクターと打ち合わせを重ね、エサカマサミさんとのファンミーティングイベントも企画済みという気合いの入れよう。資金の募集は8月10日から10月9日までで、すでに14人から50万円近くが集まっています。我々が知る「まけんグミ」はどこまで飛んで行くのか……老舗駄菓子企業の素晴らしいご乱心ぶりを見守りましょう。
(黒木貴啓)
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29歳独身、ファミマバイト歴11年。見た目とは裏腹にリアルな設定。